
21世紀は自然、人間、社会が共存しうる、持続可能な社会が求められています。そのためには、20世紀に発達した科学・技術をより成熟したものにするとともに、学問の世界では専門知識の細分化を超えて、総合的な判断力が求められています。中部大学では、総合大学として各々の専門の学力にとどまらず、幅広い視野からの創造力と人間力をつけることを大切にしています。
大きく変わろうとしている日本、さらにはグローバルな世界で、本学の学生が力強く生き抜く若者に育ってほしいと願っています。そのために、自分で筋道を考え、行動することが大切です。チャレンジする勇気と実行力、これは本学の創立者、三浦幸平先生の建学の精神「不言実行、あてになる人間の育成」であります。
中部大学は、現在国連が進めている「持続可能な発展のための教育(ESD)」の中部地区の拠点校となっています。本学の学生が地球環境を守り育てる心を養い、世界の平和と人類の幸せを大切にする人間として成長し、21世紀持続可能な社会づくりの一役を担う人材として活躍してほしいと願っています。
理事長・総長 飯吉 厚夫