プロフィール
吉川 裕美(ヨシカワ ユミ)さん。現代教育学部 幼児教育学科4年。岐阜県・加茂高等学校出身。趣味はパン作り。お母さんからもらったケーキ型で、よくちぎりパンを作っている。好きな食べ物はチョコレート、コロッケ。
中部大学を選んだ理由

「中学生の時に近所の保育園で職場体験を行い、保育士さんが子どもたち一人一人に寄り添い、どんな子どもでもすぐに笑顔に変える姿を見て憧れ、保育士になりたいと思うようになりました。高校の進路相談で先生から中部大学の幼児教育学科を勧められ、3年生の夏にオープンキャンパスに参加しました。模擬保育室やピアノ室など施設が充実していることや総合大学で文理問わずさまざまな学生と交流ができること、課外活動の子育てすくすく育て隊などで子どもたちと触れ合える機会が多いことに魅力を感じ、中部大学の幼児教育学科を選びました」
学科での勉強内容
「学科では、子どもが主体となる保育を目指して日々学んでおり、私は特に1年次の『言葉と生活』の授業が印象に残っています。春日井市内にある保育園の園長先生が来られて、たくさんの絵本の紹介と読み聞かせの仕方、聞いている子どもの反応などについて教えてくださいました。その時紹介していただいた中で、『ねこのピート だいすきなしろいくつ』(ひさかたチャイルド)という絵本がとても面白くて気に入り、購入しました。これは保育者がただ読むだけではなく、主人公に合わせて保育者と子どもが一緒に歌うことができる絵本で、保育実習で子どもたちに読み聞かせをしたところ、すごく喜んでくれてとてもうれしかったです。
また、所属する研究室の千田隆弘先生の授業はとても面白く、子どもの発達に合わせた絵本の分類の仕方やおもちゃの選び方、季節に合わせた行事の保育環境などを教わっています。『課題研究A』では下級生の『環境と生活 七夕まつり』の授業と連動し、事前に竹を採りに行って笹飾りを作製したり、『課題研究B 科学あそび ハロウィンパーティー』の授業では、『学校法人中部大学保育園ちゅとらのおうち』の子どもたちを招き、自分たちで作ったおもちゃで子どもたちと遊びました。この授業では、子どもたちの反応や、どのようにしたら喜んでくれるかなどを知ることができました」

「環境と生活 七夕まつり」の授業の前に竹を採りに行ったとき。(左端が吉川さん、右から2人目が千田先生)

『課題研究B 科学あそび ハロウィンパーティー』の授業で仮装をして模擬保育を行ったとき。
子育てすくすく育て隊での活動
子育てすくすく育て隊(通称:すくすく隊)では、乳幼児と保護者を対象にさまざまな企画を考え、運営しています。春日井市の落合公園で行われる、『わいわいカーニバル』などのイベントに出展したり、春日井市の子育て子育ち総合支援館(かすがいげんきっ子センター)では、定期的に絵本の読み聞かせ、手遊び、ふれあい遊びなどを行っています。2019年11月に行われた『げんきっ子フェスタ』では、すくすく隊のリーダーとして仲間と一緒に子どもの発達段階に応じた企画を考えました。乳幼児には絵本の読み聞かせやパネルシアター、手遊びなどを、幼児から小学生には紙皿とペットボトルの蓋を使ってコマを作るなど3つの工作コーナーを用意しました。仲間とイベントの企画について意見を交わすことで、今まで自分だけでは思いつかなかったことに気づけたことや、一緒に作り上げる楽しさを知ることができ、とても良い経験ができたと思っています」

すくすく隊の活動でふれあい遊びを行う様子。

げんきっ子フェスタで絵本の読み聞かせをしている様子。(舞台上の右から2人目が吉川さん)
今後の目標

「まずは卒業研究のテーマである『幼児の主体性につながる視覚情報』にしっかり取り組みます。研究では実際の保育現場で、子どもたちが何に興味や関心を持っているのか、子どもの主体性を育むために、どのような工夫がされているかなどを調べています。また、ピアノが苦手なので練習を重ねて、就職までにたくさんの曲が弾けるようになりたいと思っています」