COC継続事業 2025(令和7)年度成果報告書
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生活・住環境を考えるまちづくりWG 2025年度「動く」活動報告 活動名称: 春日井まつり 水害に対する地域住民の防災意識向上プロジェクト 氏名: 武田 誠 所属・職名: 工学部都市建設工学科・教授 近年、地球温暖化に伴う気候変動による大規模な豪雨・洪水災害の発生が懸念されることから、流域治水の重要性が指摘され、その活動が進められている。流域治水は流域で浸水を許容して、特に下流域における大規模な浸水を防ぐことや、浸水災害に対して多くの組織が協力して対策を講じ、復興・復旧に対して取り組むことを目指している。 春日井市は一級河川の庄内川の右岸流域に位置し、仮に破堤が生じれば甚大な水害となる危険性を有する。また、2011年9月には春日井市で豪雨による内水氾濫が生じ、地蔵川流域や高蔵寺駅などでは浸水被害が発生している。河川堤防などの治水対策は特定の豪雨や洪水を基準としている。しかし、その基準以上の雨や洪水が生じれば、浸水被害が生じることから、人的被害を無くすための避難対策は重要である。避難情報が発令されたときに、多くの住民が避難しない状況があり、住民の危機意識の涵養や地域防災力の向上の必要性が指摘されている。 本プロジェクトでは、春日井祭りに参加し、都市浸水模型を活用して、参加住民に対して水害の危険性や浸水発生のメカニズム、対策などを紹介し、危険な場合には避難することが重要であることを説明した。この取り組みに学生が参加し、住民に対して水害に関わる事象を説明し、質疑応答に対応することで、自らのコミュニケーション力、プレゼンテーション能力、防災力を高めている。 10月16日 水害が多発している現状と人の防災意識に関わる課題、防災意識向上の必要性を教授し、プロジェクトの意義および内容に関わる打ち合わせを行った。動くに関わる活動として、春日井まつりにおいて、参加住民に都市浸水のメカニズムと防災対策を説明春日井祭りにおけるブースの様子(その1) 45
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