COC継続事業 2025(令和7)年度成果報告書
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世代間交流プログラムWG 2025年度「動く」活動報告 活動名称: KCGサークルでの健康教室指導 氏名: 矢澤浩成 所属・職名: 理学療法実習センター・講師 KCG(Kouzoji Chubudaigaku Genki)サークルは、地域在住のシニア・理学療法学科の学生・理学療法学科の教員で構成された健康増進サークルである。活動内容は、健康増進およびフレイル予防のための体操の指導と、シニアと学生の世代間交流を目的としたディスカッションである。サークルは月2回(年24回)の頻度で開催しており、毎回の参加人数は約30名である。年間のイベントとして、春には公園まで散歩してのお花見、冬には学生が企画したレクリエーションを楽しみながらのクリスマス会などを開催している。 この活動により、シニアの健康増進効果およびフレイル予防効果が得られ、参加学生の理学療法士を志す準医療人としての自覚と臨床力が向上した。さらに高齢者と学生がお互いに尊重し支えあう関係が構築されることで地域活性化の期待感が高まり、学生はこの学外活動を通して地域貢献に対する意欲が向上した。 参加者からの具体的な感想として、学生からは、「はじめは世代の異なる方とのコミュニケーションに不安があったが、活動に参加することでコミュニケーション能力が向上したことを実感した」「実際に医療施設で行われる臨床実習に参加した際、サークルの経験が役立ち、対象者とコミュニケーションに不安はなかった」などの前向きな感想があった。また、シニアからは、「学生が成長していく姿を目の当たりにし、若者に対する印象がとても良くなった」との肯定的な意見が多く挙がった。このようにサークルでの世代間交流により、シニアと学生での相乗効果が得られている。 本活動開始より今年度で10年が経過し、10年間での参加人数は100名以上となった。シニアと学生の参加メンバーは変遷していくが、世代間交流の活性化というサークルの趣旨を継承し、シニアと学生の協力のもとで10年継続して大きな成果が得られている。今後は、地域を拡げての活動や、学生の卒後の地域貢献活動への何らかの協力ができると良いと考えている。 66
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