COC継続事業 2025(令和7)年度成果報告書
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2.活動成果 「動く」の活動においては、各事業・活動の場面で地域のニーズを的確に捉え、地域住民の方々や他大学の学生と協働しながら、企画立案から実践までを行うことができた。地域をキャンパスとしたこれらの課外活動を通じて、参加学生は地域創成メディエーターとして求められる課題発見力、調整力、実行力を実践的に身に付ける機会を得ることができたと考えられる。 また、今年度は新たな取組みとして、自治体からの委託事業である民間企業主導の次世代まちづくりリーダー育成事業に本学学生が参加し、行政・企業・地域と連携した形での学外実践の機会が創出された。これにより、学生はより多様な主体と関わりながら地域課題に向き合う経験を積むことができ、地域貢献活動の幅と深まりが一層促進された。こうした学生の主体的かつ継続的な地域活動への参加については、地域活性化や地域貢献に寄与する取組みとして、自治体からも一定の評価を得ている。 今年度のPBLゼミは、「自分の持ち味や他者理解を通じた自己発見」をねらいとした1日プログラムとして実施した。他者からのフィードバックを通じて自己理解や自己肯定感を高める点で高い成果を上げており、アンケート結果では満足度93%、新たな自己発見100%と、内容面における教育効果の高さが確認された。 一方で、2日間から1日への短縮を行ったにもかかわらず、申込者数および修了者数は過去最少となり、参加促進の観点では課題が残る結果となった。 3.今年度の課題・次年度の目標 PBLゼミについては、参加者の満足度や学習効果が高い一方で、参加者数がこれまでで最も少なかった点が大きな課題である。今後は、「自己理解」に加えて社会との接続実感や実践性をより高める観点から、自治体の実課題を起点とした内容構成とするなど、学習効果を維持しつつ、参加しやすさや魅力がより伝わるプログラムへの抜本的な見直しが必要である。 また、地域における学生の活動自体は活性化しているものの、地域創成メディエーター資格の取得者数は年々減少している。その背景には、就職活動において従来ほど「ガクチカ」が重視されなくなっていることなどを要因として、学生が正課外活動に注力しにくくなっている状況があると考えられる。 次年度は、自治体や地域と連携しながら、新たな「動く」の活動の企画・検討を進めることで、より多くの学生が地域で活動できる機会の創出を目指す。 (地域連携教育センター事務局記) 75
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