GLOCAL Vol.10
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1 中部大学大学院、国際人間学研究科レポート GLOCAL Vol.10をお届け致します。 小誌GLOCALが創刊されたのは2012年10月、4年4か月前のことです。創刊号から数えて10冊目、今号は節目のVol.10となりました。この間、本研究科の日頃の活動の一端を知っていただくために、教員や院生によるレポート・エッセイ・ノートなどを掲載してきました。国際関係学、言語文化、心理学、歴史学・地理学の4つの専攻からなる本研究科では、身の回りのありふれたテーマから国際社会・経済を揺るがすようなテーマに至るまで、幅広い対象に対して関心を抱く教員や院生が、日々研究を行っています。文字通りLOCALなスケールからGLOBALなスケールに至るまでの幅広い範囲をカバーしているのが特徴で、大学院に進学してくる学生の関心領域も多岐にわたっています。 小誌GLOCALは、教員による講義・研究指導など通常の活動以外に、研究科が主催するシンポジウムや講演会などに関する内容も紹介してきました。われわれの日々の生活にも影響を及ぼす国際的事件、国内で生じた大震災と震災後の取り組み、さらには、ネットワーク化した現代社会における幸福の追求などについて、本研究科の教員を中心に議論をする機会をもってきました。またこれらと並行して、地元愛知や春日井における地域の歴史・文化・伝統をテーマとしたシンポジウムも開催してきました。旧街道や城址など地域に残された歴史的遺産を活かしたまちづくりに関するシンポジウムでは、学内外から多くの参加者を迎えて意見を交わすことができました。 このようにGLOCALは、本研究科で教育・研究活動を行っている教員やそのもとで勉学に励む院生の活動だけでなく、ここを拠点に行われるシンポジウム・イベントなどにつても、その成果を情報として発信してきました。現代の大学・大学院は、教育・研究機関であると同時に社会の中においてある種プラットフォームのような役割を果たしています。このプラットフォームに縁あって集い繋がりをもった多くの人々による知的活動のひとコマひとコマを、これからも伝えていきたいと考えております。 今後ともGLOCALを、どうぞよろしくお願い致します。2017年2月20日林  上(中部大学国際人間学研究科長)ごあいさつ

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