GLOCAL Vol.21
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2022Vol.219 第17回教員研究会が2022年7月27日に従来通りの対面形式で開催された。発表者は国際関係学専攻の于小薇准教授と、歴史学・地理学専攻の安本晋也准教授の2名である。  于准教授は「一人っ子政策の振り返りと今後の方向性-教育学的研究による考察-」というタイトルで発表された。中国の大学院進学事情にも触れられ、本研究科にとっても多くの示唆を与えてくれる興味深いお話であった。安本准教授は「GISと深層学習による屋上太陽光パネルの識別とその導入要因の分析」というタイトルで発表された。環境問題に対するGISや深層学習というツールを使ったアプローチは、本研究科の幅の広さを物語るものであり、たいへん新鮮で、聴衆の興味を引き付ける発表であった。  いずれも活発な質疑応答がおこなわれ、限られた時間ではあったが、充実した教員研究会となった。参加者は発表者2名を入れて教員20名、 事務職員2名、計22名。 第16回「院生の力」研究報告会が2022年7月6日に開催された。院生が日頃、どのようなテーマに関心を持ち、どのような研究に取り組んでいるかを多くの方に知ってもらうのが主な目的である。また、指導教授がコメンテーターとして議論に参加する形式をとり、院生の研究能力を高める場としても位置づけられている。 今回は2022年4月に歴史学・地理学専攻(博士前期課程)と言語文化専攻(博士後期課程)に進学した2名の院生が発表をおこなった。戦国後期における戦い方や大垣俳諧という地方の俳諧コミュニティといった、いずれも興味深いテーマの発表であり、これからの研究の進展を大いに期待させる内容であった。質疑応答も活発になされ、たいへん実り多い報告会となった。参加者は発表学生を入れて学生4名(内、学部生1名)、 教員11名、事務職員1名で、計16名。第17回教員研究会を開催第16回「院生の力」を開催••

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