GLOCAL Vol24
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12 第19回「院生の力」研究報告会が2023年11月1日に開催された。院生が日頃、どのようなテーマに関心を持ち、どのような研究に取り組んでいるかを多くの方に知ってもらうことが主な目的である。また、指導教授がコメンテーターとして議論に参加する形式をとり、院生の研究能力を高める場としても位置づけられている。 今回は国際関係学専攻、言語文化専攻、歴史学・地理学専攻の博士前期課程の院生3名が発表をおこなった。テーマは、内モンゴルの牛乳文化と農村観光、言語とジェンダー、日本の戦国期東国の同盟関係と多岐にわたり、いずれも興味深い発表であり、これからの研究の進展を大いに期待させる内容であった。 参加者はここ数年で最も多く、発表学生を入れて学生18名(学部生3名を含む)、 教員16名、事務員3名の計37名。質疑応答も活発になされ、たいへん実り多い報告会となった。また、報告会終了後には会場を移して交流会を開催した。学部生の参加もあり、専攻や教員・院生・学部生の枠を越えた有意義な交流機会となった。第19回「院生の力」を開催 第20回教員研究会が2023年11月22日に開催された。発表者は国際関係学専攻の宗婷婷准教授と、言語文化専攻の立石祥子助教の2名である。 中国琵琶奏者でもある宗准教授からは中国雲南省に残されている洞経音楽の現状について、多くの画像を交えながらわかりやすくお話をいただいた。また、メディア研究者の立石助教からはパブリック・ビューイングに着目したメディア・イベント研究の新たな展開についてお話をいただいた。いずれも本研究科が対象とする研究領域の幅広さが窺えるものであり、たいへん有益で示唆に富む内容であった。 限られた時間ではあったが、活発に質疑応答が行われ、院生も参加し充実した教員研究会となった。参加者は発表者2名を入れて教員27名、院生1名、事務員2名の計30名。第20回教員研究会を開催

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