GLOCAL 2025 Vol26
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10 第22回「院生の力」研究報告会が2025年7月3日に開催された。院生が日頃、どのようなテーマに関心を持ち、どのような研究に取り組んでいるかを多くの方に知ってもらうことが主な目的である。また、指導教授がコメンテーターとして議論に参加する形式をとり、院生の研究能力を高める場としても位置づけられている。 今回は国際関係学専攻、言語文化専攻、歴史学・地理学専攻の博士前期課程所属の院生4名(顧慧強氏、白井湧宇氏、伊藤優太氏、塚本仁氏)が発表をおこなった。テーマは、「ハルビン市における氷雪観光者の行動パターンと傾向についての解析」「『アステロイド・シティ』における古典ハリウッド映画的表現:劇中劇「小惑星の町」の分析を通して」「幕府儀礼から見る土岐氏と室町幕府との関係性」「元亀・天正年間における武田対織田・徳川の抗争 ―濃地域・西三河における動向―」と多岐にわたり、いずれも興味深い発表であり、これからの研究の進展を大いに期待させる内容であった。 参加者はここ数年で最も多く、38人(院生14人(発表者4人含む)、学部生9人、聴講生1人、教員12人、事務員2人)の参加があった。質疑応答も活発になされ、たいへん実り多い報告会となった。また、報告会終了後には同じ会場で交流会を開催した。学部生の参加もあり、専攻や教員・院生・学部生の枠を越えた有意義な交流機会となった。第22回「院生の力」を開催
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