GLOCAL 2025 Vol26
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2025 Vol.262025 Vol.262025 Vol.2611 第23回 国際人間学研究科教員研究会は2025年7月23日の研究科委員会終了後に二人の発表者を迎えて開催された。まず、言語文化専攻英語圏言語文化コースの竹内美都准教授が「中学生が選ぶ国際的な活動の一考察 ―教科書文責が示す国際化との関連から―」と題する発表を行った。氏は中学生の国際協力活動の選択を分析し、募金は教科書に基づく標準的活動とされる一方、在日外国人支援は扱われず、教材改善の必要性を主張された。 次に、心理学専攻の元木幸恵講師が「自己理解による心的変容」と題する発表を行った。氏によれば、ロールシャッハ法は医療領域での使用が減少傾向にあり、非臨床群への活用が発展の鍵とされ、今後は大規模研究を通じ効果検証が求められるという。詳細は本冊子の4ぺージと6ぺージから始まる報告をご参照されたい。新進気鋭の二人の研究者による知的刺激に満ちた発表のあと、活発な質疑応答が行われた。参加者は合計32名(教員30名、事務員2名)であった。第23回教員研究会を開催
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