新入生の保護者のための中部大学ハンドブック2022
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生き方を見つけるためのスタート地点。入学式が終わってまもなく行うのが履修申告です。学びたい科目はもちろん、自分が目指す未来に合わせて科目を登録し学んでいきます。大切なのは、いままでの高校生活とは違い、自ら情報を得ていくという姿勢です。どのような学生生活を過ごしたいのか、大学で学んだことを将来に向けてどのように結び付けていくのかなど、目的や目標をもって行動していくことが学生生活を有意義に過ごす上では欠かせません。また、本学では1年次に、初年次教育科目(スタートアップセミナー)やキャリア教育科目を開講し、学びの基礎を身につけながら、自立心や公益心などを養っています。また、クラブ・サークルに所属し、人間力を育む学生も数多くいます。クラブ・サークル(チアリーダー部)将来のあり方をイメージする時期。将来を充実させるためには、計画的に単位を修得しておくことが大切です。また新しいことに挑戦するにもよい時期です。中部大学には、2年次春学期にオハイオ大学へ4カ月間留学する「オハイオ大学長期研修」があります(申込締切は1年次の7月20日頃)。そのほかにも短期・長期の留学プログラムを各種用意しています。4月に実施する「留学フェア」などにも積極的に参加するようおすすめください。また、どの先生のゼミに入りたいかを考え始めるのもこの時期。自分自身の興味や進みたい進路を見据えて、早めに考えておくとよいでしょう。さらに、就職活動に備えて企業研究を行っておくことで、働く意味やイメージを持つことができるようにもなります。就職活動前に保護者としてできること。3年生になると、多くの学科では、少人数で構成するゼミに所属して学んでいきます。1・2年次に習得した知識を、演習、実験、実習などの科目を通して実践していくのも3年生の特徴です。また、大学3年生=就活生という印象がありますが、本学では、学生がしっかりキャリアを形成できるよう、2年生の秋学期からガイダンスを行い、3年生の1年間を通して進めています。しかし、その中には必ずと言っていいほど行き詰まる行程があります。それが「自己分析」です。こここそ保護者の皆様が背中をそっと押す場面。自分では気付かない「長所探し」をぜひ手伝ってあげてください。ただし、「やるべきことは自分でさせる」という見守る姿勢も必要です。学生生活最後の年、集大成の1年間。会社説明会への参加や面接を受けるために、スーツ姿で出かける日が多くなるのが4年生です。企業の採用活動が始まり、内定を獲得する学生が出てくると、周りの動向に焦りを感じてしまうこともあるかもしれません。しかし、そんなときでも信じて見守る、ときには話を聞いてあげる、頑張っていることを認めてあげるなど、親としては前向きに取り組めるように思いやりのある対応が欠かせません。また、その一方で卒業研究・論文を完成させるのも4年生の大きな課題です。これまでに培った知識やスキルをもとに、自ら選んだテーマについて探究を繰り返しながら、学びの集大成としての卒業研究・論文に取り組み、卒業研究発表会で研究内容を披露します。オハイオ大学長期研修ロボット理工学科のゼミの様子卒業研究発表会(心理学科)4年間の主な流れ1年生2年生3年生4年生02

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