中部大学教育研究23
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の授業デザイン等の話題提供、コロナ禍による遠隔授業の円滑な実施に向けたICTを活用した授業づくり等の情報交換等を行っている。2018年度から2022年度の5年間に、春学期5回、秋学期4回の計9回実施した。学生によるプレゼンテーションも盛り込み、学生目線でのICTツール活用についてのアイデアも共有する場となった。さらに、各学部から推薦された話題提供者によるパネル討論形式で運営し、授業づくりについての多様なアイデアを共有および交換する等、新たな試みも開催された。9)「FDオンデマンド講義」の提供本学が加盟している全国私立大学FD連携フォーラム(JPFF)が運用している「実践的FDプログラムオンデマンドサービス」を希望者に対して、中部大学「FDオンデマンド講義」として提供している。4つのアカデミック・プラクティス(教育、研究、社会貢献、管理運営)に関連した教育学をはじめとした系統的な理論の講義を受講する場として、毎年、専任教職員を対象に募集し、組織や個人単位での教育力向上を目的として利用されている。10)CUルーブリックライブラリ成績評価方法の1つであるルーブリック評価の支援のために、ルーブリック表の「共有」と「作成支援」を目的として、「CUルーブリックライブラリ(ChubuUniversityRubricLibrary)」を運用している。教員は簡単に個人ライブラリーとして登録することができ、他の教員でも公開用のルーブリックについては授業形態、評価対象に条件を設定して検索することができるシステムである。11)教育活動顕彰制度「中部大学教育活動顕彰制度」は、本学における教育活動の分野において優れた功績を挙げた教員を顕彰する制度である。「教育活動優秀賞」(教育活動全般を総合的に評価し、特に優れた活動をした教員を表彰するもの)、「教育活動特別賞」(特筆すべき教育活動実績を挙げた教員等を表彰するもの)、「教育活動金きん虎とら賞」(教育活動優秀賞の受賞が通算して4回目となる教員を表彰するもの)が授与される。受賞者の審査は、教育活動顕彰審査選考委員会において毎年厳正に行っている。そのうえで受賞者の選考理由や審査選考委員会による選考総評等をホームページ上に公表している。大学からは名誉を刻する記念の楯を授与し、受賞者のコメントをホームページ上において公表している。―93―表2.各年度末におけるCUルーブリックライブラリ登録件数(非公開含む)201820192020202120221920303442

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