中部大学教育研究2022
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なかった。新たに開発された自己開拓は、就職や就職活動などワークキャリアと密接に関連する内容に偏重せず、ライフキャリアの視点を重視した授業内容を取り入れている。その結果、ワークキャリアに関する学びの意味づけがなされなかったものと考えられる。コミュニケーションについては、受講前の学びへの期待でも見られたコミュニケーション能力の向上、多様な他者との交流、自分と異なる他者の視点の理解の小カテゴリーのほかに、コミュニケーションの大切さといった小カテゴリーが新たに見出された。7割強の学生が自己開拓でコミュニケーションに関することを学んだという認識をしていたことから、コミュニケーライフキャリア教育科目「自己開拓」の開発および教育効果の検証―21―Table4学びへの期待および学びの意味づけに関する自由記述回答の分類カテゴリーと回答例
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