中部大学教育研究25
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ターネット上に溢れる情報を利用することも多くなった。またこの章ではe-learning教材の「INFOSS情報倫理(日本データパシフィック株式会社)」を用いてネットワーク上の法律、マナー等のセキュリティ、倫理に関する自習を行い各自の修了テストの結果を成績に反映させている。図2(質問番号18~19)より、全ての項目で“知っていた”人の割合が50%を超え、「著作権」、「引用」についての知識はすでに知っていたとの回答が多かった。一方、第5章で「学習効果が高かった」と回答した項目について、結果を表6に示す。高等学校で学習した内容との比較では、図1の「1.情報社会(覚えている:54%)」、「2.情報社会の法規と権利(覚えている:54%)」に該当する。SNS等の利用が身近になっているためか、1週目に行ったアンケート回答では「ほとんど・ある程度・少し覚えている(a~c)」という回答が多いものの、大学に入学後、レポート作成などの「引用」で、講義の中でデータを利用する際に「著作権を守るために何をしないといけないか」の理解を高める必要性が読み取れる。3.5ネットワークサービスとソフトウェア第6章では、ネットワーク上の情報利用について具体的な実習を通して学ぶ。また情報検索の方法、中部大学附属三浦記念図書館の蔵書検索(OPAC)、フリーソフトのダウンロードとインストールを学ぶ。この章は、高等学校で学ぶ「情報Ⅰ」の内容と重複する項目があまり含まれていない。図2(質問番号20~28)より、“知っていた”回答割合が50%を超えた項目は、順に「検索」、「翻訳サイト」、「計算サイト」、「インストールとアンインストール」、「地図表示サイト」となり、“知らなかった”と回答した割合が50%を超えた項目は、順に「大学図書館のOPACを使った検索」、「外国語のリスニングのためのウェブサイトの活用」、「フリーソフト」、「アプリケーションソフトウェア」となった。第6章で「学習効果が高かった」と回答した項目についての結果を表7に示す。講義でレポート作成課題が出た時に、蔵書検索を行って図書館の何階のどこの書庫に必要な文献があるかを探す練習を行っておくことはレポート作成をより身近に感じるきっかけともなると考えられる。3.6PCのしくみ、PCデータの取り扱い、インターネットの歴史とWebサービス第7章ではコンピュータのハードウェア、各部品の働き、デジタル化、データ量、またPCの歴史的背景について学習する。高等学校の学習内容との関連では図1の「7.情報システムの構成(覚えていない・学んでいない:63%)」、「8.情報のデジタル化(覚えていない・学んでいない:56%)」に該当し、受講生の知識・関心が低い項目であることが推定される。本学の講義における実習では、受講者が各自のパソコンのCPUやメモリ、HDDの情報を確認することにより、より身近に自分の所有するPCのハードウェアに関心を持たせることを目的としている。また第8章ではコンピュータのデータの取り扱い(デジタル化)、第9章ではインターネットやコンピュータの歴史やWebサービスについて学ぶ。図2(質問番号29~38)より、アンケート2で“知っていた”回答割合が50%を超えた項目は、「2進数、16進数、ビット、バイト」、「画像データ」、「インターネットの仕組み」、「音声・動画データ」となり、“知らなかった”回答割合が50%を超えた項目は、「オペレーティングシステム」、「拡張子」、「ホームページやHTML」、「コンピュータの仕組み」、「文字データ」、「データ通信」となった。また第7,8,9章で「学習効果が高かった」と回答した項目を表8に示す。2025年度春学期「情報スキル入門」に関する報告―53―表6学習効果が高かった項目(第5章について)引用66%著作権56%特になし16%表7学習効果が高かった項目(第6章について)検索63%図書館のOPACを使った検索53%アプリケーションソフトウェア34%ソフトウェアのインストールとアンインストール31%フリーソフト30%外国語のリスニングのためのウェブサイトの活用28%計算サイト24%地図表示サイト21%特になし9%表8学習効果が高かった項目(第7,8,9章について)コンピュータの仕組み39%ホームページやHTML38%拡張子37%インターネットの仕組み36%オペレーティングシステム32%2進数、16進数、ビット、バイト30%画像データ29%データ通信28%音声・動画データ27%特になし10%
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