中部大学教育研究24
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も関係が深い内容であるが、この内容について学生のアンケート回答を集計すると、「他の講義でも習った」という学科もあるが同時に「情報スキルで学べてよかった」という意見もあり(図9)、今後どの程度盛り込んでいくかが課題となる。Wordを用いた「章の作り方」などのレポート作成指導については、「役立っている」、「これから役立つと思う」(必要)という回答が大多数を占めた(図10)。3.1.3Word実習及び実習に適した時期について高校までに、Wordの実習はある程度行っているため、Wordを初めて操作するという学生は殆どいないが、学生がWord実習に対する必要性、難易度についてどのように受け止めているか調査を行った。その結果、「大変難しい」「やや難しい」を合わせると「とても簡単」「やや簡単」を大きく上回っており、多くの新入生はWord操作を困難に感じている傾向が見られた(図11)。また実習の必要性については「大変必要」「やや必要」と回答した学生が大多数だった(図12)。その理由としては「レポートスキルを向上させたい」というものだった(図13)。また「講義を受けて自身のWord操作能力が向上したか」の問には「向上した」「やや向上した」という回答が目立った(図14)。Word操作を習う時期について、2022年に教科書改訂を行い、現在は「Tora-netメールの書き方」、「セキュリティ対策」を学んだ後に第3章(入学後3~4週目)で「Officeの操作方法、ファイルやフォルダの保存」について学び、第10章、第11章(入学後2か月程度)でより詳細な操作方法を学ぶようになった3)。今中部大学教育研究No.24(2024)―58―0%20%40%60%80%100%HWHJPJ()図9レポート作成実習(引用方法、参考文献)0%20%40%60%80%100%HWHJPJWord()()図10レポート作成実習(Word)(必要性)0%20%40%60%80%100%HWHJPJWord図11Word実習(難易度)0%20%40%60%80%100%HWHJPJWord図12Word実習(必要性)0%20%40%60%80%100%HWHJPJWord図13Word実習(必要な理由)0%20%40%60%80%100%HWHJPJWord図14Word実習(スキル向上度)
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