中部大学教育研究24
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3.1.8フリーソフトのダウンロードとインストールついて「情報スキル入門」では、著作権やPCのしくみについて学んだ後、第6章で「フリーソフトのダウンロードとインストール」について学習する。実習では自分のPCにインストールされているソフトウェアを調べ、不必要なソフトウェアを削除する、という作業も含まれる。また教員によっては、タイピングソフトのフリーソフトをインストールさせ、自主課題として空いた時間にタイピング練習をするよう指導していることもある。スマートフォンはフリック入力であるためか、新入生はキーボード操作に慣れておらず、両手を使った入力に時間がかかるケースも見受けられる。1分間で入力できる文字数、ミスタイプ数を成績判定できるためゲーム感覚で楽しく自習している様子も見受けられる。このような自分のPCへの「ソフトウェアのダウンロードとインストール」について学生の意識調査を行った回答結果を図25に示す。難易度については「やや簡単だった」、「やや難しかった」と意見が分かれていることが分かる。また、タイピング練習についてのアンケート結果を図26に示す。学生の大半はタイピング練習が「役に立った」と回答している。このことからも、何等かの形でキーボード入力に慣れる課題を与える必要性があることが分かる。3.1.9対面講義を希望する内容について2020年春学期は全面オンライン講義という対応を余儀なくされた。今後、必要に応じてオンライン講義と対面講義を組み合わせて行う可能性も考えられる。今回、学生に対して「情報スキル入門」の内容のうち「オンラインでなく対面で受講したい内容について」回答が得られた(図27)。最も多い回答が「Word実習」次いで「Tora-netメールの書き方」、「セキュリティ対策」となった。学生はこれらの内容について、講義室での対面による実習指導を希望していることが分かる。2024年度入学生を対象とした「情報スキル入門」の内容調査―61―0%20%40%60%80%100%HWHJPJPC()()図23ハードウェアのしくみ(スキル向上度)0%20%40%60%80%100%HWHJPJPC図24ハードウェアのしくみ(必要性)0%20%40%60%80%100%HWHJPJDL図25フリーソフトのダウンロードとインストール(難易度)0%20%40%60%80%100%HWHJPJDL(()図26フリーソフトのダウンロードとインストール(必要性)0%20%40%60%80%100%HWHJPJTora-netOPACPC図27対面講義を利用する内容

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