中部大学教育研究24
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3.1.10「情報スキル入門」の難易度及び個人PC所有の必要性について「情報スキル入門」の全体的な難易度についての回答が得られた(図28)。「ちょうどよい」、「やや難しい」が大半を占めており、「簡単」と回答している割合は少ないことが分かる。また、「ノートPCを個人で所有する必要性について」回答が得られた(図29)。ほとんどの学生はスマートフォンとノートPCを使い分けしており、レポート作成や将来の就職活動に有益であることから、その必要性を理解していることが分かる。3.1.11「情報スキル入門」の教科書について2012年から独自に作成した「情報スキル入門」の教科書について、学生の回答をまとめた(図30)。教科書の難易度は「簡単だった」は少なく「難しかった」「ちょうどよかった」が大半を占めている。講義なしで独学するには難易度が高いことも分かる。また一定数「復習に役立てている」ことも分かった。4「情報スキル」教科書の内容本学では2012年から本学の学生向けに、独自に教科書を開発し、講義で使用している。主な項目は以下の通りである。第1章はじめに第2章授業で使うネットワーク第3章PCとOfficeアプリケーションの操作第4章PCとネットワークを安全に使うために第5章情報社会と著作権第6章ネットワークサービスとソフトウェアの利用第7章コンピュータのしくみ第8章コンピュータのデータの取り扱い第9章インターネットの歴史とWebサービス第10章Word(基本操作)第11章Wordを使ったレポート作成について第12章表計算ソフトExcelの基礎第13章表計算ソフトExcelの応用第14章プレゼンテーション第15章情報と社会付録Ae-learningシステムを使用した学習付録BMacの基本的な操作方法(第2章、第3章、第5章、付録Bは2022年度に新しく追加した項目3)である)。これらの項目について、2024年度の新入生は、入学前からどの程度知識があるのか、春学期「情報スキル入門」受講者(経営総合学科、国際学科、日本語日本文化学科、心理学科、歴史地理学科、環境生物科学科、食品栄養科学科管理栄養科学専攻、生命医科学科、理学療法学科、幼児教育学科、現代教育学科の2024年度新入生)に、受講後3か月経過時点(7月)でアンケートを行った。4.1現行の教科書内容に対する調査結果現行の教科書内容について、入学前の時点で「だい中部大学教育研究No.24(2024)―62―0%20%40%60%80%100%HWHJPJ図28「情報スキル入門」の難易度0%20%40%60%80%100%HWHJPJPCPC図29個人用PCを所有する方針について0%20%40%60%80%100%HWHJPJ図30情報スキル教科書について

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