中部大学教育研究25
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師が学生全員から質問や感想を聞いてくださった。他大学には理学療法士や管理栄養士を目指す学生もいたことから、学生たちは専門性によって多様な視点があることに気づくことができ、チーム医療にもつながる貴重な学びが得られた(写真3)。<3月13日(木)Day6>午前中は待望の病院見学を行った。訪問したゴールドコースト・プライベート・ホスピタルは2016年に現在の法人へ経営移管され、内装を改修して開設された私立病院である(写真4)。病院見学は愛知県内のB大学の看護学生8名とD大学の栄養学科学生20名とともに開催された。最初に病院概要と、公立病院との役割の違いなど説明を受けてから院内の見学を行った。救急外来や初診室、心臓ケアセンター、バースセンター、調理室、中庭、リハビリテーションセンターをめぐり、各所で看護師の役割や実施しているケアについて説明を受けることができた。心臓ケアセンターでは、全て個室での入院となりプライバシーが確保され、TVや医療モニターが設置されていた。個室を入った右手の壁には、1日のスケジュールや安静度、食事の種類、患者から医師への質問内容が一目でわかる情報共有ボードが設置されており、患者と医療者のコミュニケーション手段の一つとして機能していると説明を受けた(写真5)。バースセンターは、母児同室で家族も宿泊できる設備があり、生まれてきた乳児へプレゼントとしてホワイトベアのぬいぐるみが準備されており、その心遣いに学生も感激していた(写真6)。見学後の質疑応答では、日本の看護との違いについて質問があった。日本で患者さんをストレッチャーで搬送する場合、安心感が得られるよう足側から進行する。しかし講師は「I'veneverthoughtaboutit.(気にしたことはありません)」と即答であり、国民性の違いによる看護の違いを学んだ場面であった。午後は研修棟にもどり医療英語レッスンを受け終了した。<3月14日(金)Day7>医療英語レッスンの最終日であり、会話形式で「Haveyougotcoughandsorethroat?(咳や咽頭痛はありますか?)」といった、より実践的な内容の講義が行われた。レッスン終了後には修了式が行われ、講師のキャシー先生から学生一人ひとりに修了証が手渡された。休校により1日短縮されたものの、全ての医療英語のレッスンを無事に終えることができた。今回の学びは、英語への抵抗感の低減や日々多様化する社会において、外国人労働者が多い愛知県の地域特性を踏まえると、オーストラリア看護海外セミナー―69―写真4GCPH玄関前で講師と記念撮影写真5情報共有ボード写真6バースセンターの個室病室

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