中部大学教育研究24
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中部大学教育研究No.24(2024)―82―表1工藤担当クラス(2023年度)受講者全員の感想(原文ママ)記述(問:今回の新しい授業の感想、伝えたいことなど自由に記入してください。スケジュールや進め方など、今後に向けての改善案など意見を書いてください。)・今回の新しい授業の形式を受けてみて特に良かったところは、1つの大きなテーマに対して3つの大きな分野に分けて考えたことだ。・これを授業の中で繰り返すことで、「心について」というテーマに対して深く、いろいろな視点から考えることができた。・ポストイットを使うことで、自分の考えを簡潔に伝えることができるので良いと思った。・授業の最後に今回のグループ内での考えの発表や、パワーポイントでのプレゼンをすることで、発表する力が身に付くと思った。・今回は最初に決めたグループで最後まで授業を行ったが、毎回グループを変えてみてもいいと思った。全体的に同じような意見に統一されてしまうのは、多分野の知識の範囲が狭いことにあると思った。今まで履修した中で、新しい授業形態だなと感じた。そもそも大学の講義は発表や協力して何かをつくり上げるということ自体が少ないので、とても良い経験になったと感じた。社会に出た時、プレゼンという機会が増えるので、今回このわりと少人数の中での発表でも、すごく緊張した。講義スケジュールは全く焦る事なくできたので問題ないと感じた。今後もこのような授業形態は必要と感じた。最終レポートの形式の説明を最初か2回目の授業で知りたかったです。ポストイットに意見を書いて並べることをあまりしたことがなかったので新鮮でした。グループで40分の発表をしないといけないと聞いた時、長時間発表できるか心配でした。しかし、発表してみると、意外と時間がかかることがわかりました。グループワークもあまりしたことがありませんでした。知らない人と話して討論することは難しそうだと考えていたけど、けっこう話すことができたのでよかったです。心はどう生まれたかでは、人間の先祖がどうやって生き残ってきたか知ることができ、表情があったから心が生まれたという考えを新たに知ることができました。動画を見ることで理解がより深まりました。テーマを説明する授業では動画があるとわかりやすいのかなと感じました。大学に入ってから意見をまとめて発表する一連の作業をグループで行うのが初めてだった。これから社会にでてからも行う作業だと思う。今回の授業ではテーマが「心」だったが、他に社会問題などをテーマにしても面白いと思った。グループの中には様々な学部・年齢の人が様々な考え方があって、他学部の人と関わるだけでも視野が広がったと思う。私は持続学のすすめという講義を受けて、心についてとてもよく理解することができました。最初心についてといわれたとき、心といわれても何か言葉にするのは難しいと思っていましたが、グループ内で発表し合うことで自然と意見が出て、他の人の考えも聞くことができとても興味深い講義になりました。AIがこれからどのように進化していくのかが怖いような楽しみであるような気持ちがあります。スケジュールの進め方は問題なかったと思います。テーマごとに少人数のグループに分かれて話し合う時間が楽しかったし、自分の考え以外も幅広く知ることができて視野が広くなったと感じた。最後のレポート提出が急ぎ足になってしまったので、しっかり計画をたててコツコツやっていきたいと思う。また、授業では他のグループの意見をきいた時に、自分の意見や質問を言いずらい感じになっていたので、その場で言うのではなく、筆記でだして次の時間のはじめに回答、という形をとってみるのもいいかと思う。いろいろな学部・学科出身の子がいて、学部・学科が違えば考え方も違うから、いろいろな意見が出ておもしろかった。ホワイトボードの発表のときに、みんな前に集まったら、裏の子が見えないから、しゃがんで話を聞いていたら、ずっと同じ姿勢だったから、辛かったから、ホワイトボードは字が小さいと見えないから、パワーポイントでの発表を自分の席で聞く方が好きでした。質問は、ずっとグループメンバーを毎回変えなかったのは、何か意図してですか?変えたかった訳ではないけれど、メンバーを変えることと変えないことで、何か変わるのか知りたかったからです。心とは何か?という誰しも一度は考えたことがあるけど、誰しも心とはということを完璧に説明できない難しい授業でした。しかしグループワークがあるなど、一人一人がその問題に向き合うなど新鮮で、アメリカの授業を受けているようにも思えました。心とは何か?という広い事を追求せず、身心論という心とは何か?よりせまくて専門的な事を調べてみました。身心論にも種類がたくさんあり分化的に違うという事が分かりました。「心」たったそれだけなのにとってもロマンのあふれている自分は思いました。今回「心」という漠然としたものを考えてきて、人体には未だに解明されていないことがまだまだあるのだなと感じました。とても身近にあるものなのに誰も考えるような事がない、いざ考えてみると誰も答えを出せない、そんなものを9週に渡り考え、討論し、発表したことはとても貴重な経験であると知りました。自身が出した結論(仮説)も漠然としたものではありましたが、今後も時折思い出しては考えていきたいと思いました。正解がない「心」というテーマで授業を受けて、普段深く考えることがないことを興味を持って取り組む事ができました。ポストイットにまとめることで、他の人の意見を理解しやすくなるので良かったです。最後のレポートは、難しく書き方が正しいか不安でした。スケジュールや進め方は、スムーズであったので、このままで大丈夫だと思います。「心」についてネット上で調べても出てこない事が多いので、参考になるような文献の紹介などがあると、より理解を深めることができると思いました。「心」という日常に欠かせないものを今回の授業のように深く考えたことがなかったので、とても良い経験になった。当たり前のことが、なぜ当たり前になったのか考えてくることで、今まで結び付くと思っていなかったこととの関係を知ることが出来た。グループワークで他の学部の人とはなせて、いろいろな観点から物事を見ることができました。ただずっと同じグループよりかは、みんな(全体)で考えるというような時間を討論形式で行えばもっとよくなると考えました。テーマは学期が変わるごとに変えた方が良いと思います。同じような意見が出てしまう可能性があるのでそう考えました。春学期の間ありがとうございました。

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