中部大学教育研究23
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今回の最高点は915点(これまでの最高点は970点)、平均点は459.2点、中央値は445点であった。表1で示したTOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表において、レベルAの学生は2名、レベルBの学生は19名であった。3.2TOEICS&Wのスコア分布本節では、2022年度に2回、2023年度春学期に1回実施したTOEICS&Wのスコア分布を示す。1回目は、2022年9月に、2回目は2023年1月に、3回目は2023年7月に、それぞれ実施した。受験者数は、第1回が6名、第2回が11名、第3回が6名であった。それぞれの実施回で受験者数が異なるが、表3から表5では、同一の受験者については同じ記号をつけている。受験者は、2022年度もしくは2023年度に岩手県立大学主催「復興防災学習プログラム」に参加(予定)の学生のほか、TOEICL&Rの高得点者の中から留学経験と英検・TOEFL・IELTSの受験経験を考慮して、数名を抽出した。IIBC(2022,p.11)によれば、大学生の平均スコアは、Speakingが129.0点、Writingが142.6点である。表3・表4・表5から、今回の受験者の多くは、大学生の平均スコアよりも高いスコアを得たことがわかる。Speaking・Writingのそれぞれの実施回における最高点は表6のとおりである。3.3TOEICL&RとTOEICS&Wのスコア本節では、2023年1月に実施した2回目のTOEICS&Wを受験した学生について、TOEICS&WとTOEICTestsによる学生の英語発信力の評価について―81―図1TOEICL&Rのスコア分布表3第1回TOEICS&Wのスコア表4第2回TOEICS&Wのスコア表5第3回TOEICS&Wのスコア表6TOEICS&Wの最高点

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