2025幸友 VOL.28
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フレイルとは、加齢に伴うさまざまな機能低下によって外的ストレスに対する脆弱性が更新した状態と定義されています。例えば、「風邪をひいて数日寝込んでいただけで足腰が弱くなり転びやすくなった」、「何らかの病気や手術のために入院し、病気は良くなり退院したが、入院前のように外出したいと思わなくなった」などの状態はフレイルの可能性があります。フレイルは筋力低下により転倒しやすくなるような身体的問題のみならず、認知機能障害やうつなどの心理的問題、独居や経済的困窮などの社会的問題を含むことが特徴です。フレイルは予防が可能であり、早期対策により改善する可能性が十分にあります。 身体的フレイルの基準には左記の5項目があります。 3項目以上に該当の場合はフレイル、1~2項目に該当の場合はプレフレイル(フレイルの前段階)と判断されます。フレイルには、身体的な変化だけでなく、気力の低下などの心理的な変化や社会的なものも含まれます。注目すべきことに、独居だけでも社会的フレイルの危険性ありと判断されます。そのためフレイル予防には運動と社会参加が大切です。 フレイル予防のための運動としては、筋力トレーニング、有酸素運動、ストレッチング、バランス運動等を組み合わせることが有効です。また、運動頻度は週2回、1回あたり30分程度から開始し、低強度から徐々に強度を上げていくことが推奨されています。 ここでは、毎日気軽に行える運動として、筋力トレーニングであるスクワットとバランス運動である片足立ちの運動方法について紹介します。生命健康科学部 理学療法学科 講師 矢澤 浩成16 やざわ ひろなり運動と社会参加でフレイルを予防しましょう!!フレイルとは?フレイルとは?フレイルチェックフレイルチェックフレイル予防のためのフレイル予防のための運動と社会参加とは?運動と社会参加とは?①体重減少(意図しない)半年で2以上の体重減少②疲労感何をするのも面倒だと週に3、4日以上感じる③歩行速度低下1.0m/秒以下信号が青の間に横断歩道を渡り切れない④筋力低下握力で男性28以下、女性18以下⑤身体活動量低下週に一度も運動・体操・スポーツを行っていない15
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