幸友26
23/36

 「槌屋」の「槌」は、打ち出の小槌に由来するように、次々と新しいモノを創り出す当社。自動車、住宅、電気電子・OA機器など、さまざまな業界のモノづくりを支えています。最大の強みは、「メーカー」、「商社」、「研究開発」の3つの機能を持ち合わせていること。自動車部品一次サプライヤーとしての高い技術力に加え、化学製品を中心に取り扱う商社機能。また、営業力を生かしてヒアリングしたお客様のニーズに対して、研究開発部門で製品をカスタマイズして評価を実施。製品を組み合わせて新たな使い方を提案したり、既成の商品にさらなる付加価値を追求したりするなどして、お客様が求める商品をお客様と一緒に創り出しています。最近では、スマートファクトリーに向けたAIを活用したソフトウェア開発や機械設計、電子回路設計などにも注力。宇宙・航空分野など新たな分野へも挑戦を続け、お客様の満足を拡げるべく、より幅広くビジネスを拡大しています。 私は、「研究開発センター」で働いています。大学や研究機関等との連携による「先行開発」や「新事業の創成」、グループ工場に関わる「製品開発」や「生産技術開発」、商社製品と工場製品に対する「技術支援」など、槌屋グループ全体の中核を担うセンターです。中でも私が携わっている業務が、カーボン調織物の開発。織物を工場で安定して生産するための方法や不具合が起こった際の対策を検討しています。樹脂繊維を使用し、低コストでカーボン繊維の織柄を再現した製品です。しかし、今年の3月までは自動車の加飾フィルムの開発・評価を行っていました。異動に戸惑いもありましたが、異なる分野でも押さえるポイントは似ている部分も。足りない知識を補いながら、常に「現地現物」を重視して仕事に取り組んでいます。また、同じタイミングで管理職に昇格。後進へ伝える難しさはありますが、しっかりコミュニケーションを取りながらマネジメントについても学んでいます。メーカー・商社・研究開発の3つの機能が最大の強み。仕事は現地現物を重視。管理職として後進の育成も。化成品等の開発、製造および販売(電気電子材料及び部品、自動車外装、内装品、印刷製品、工業用テープ類、ラベル、塗料、セラミック製品、合成樹脂、接着剤、自動車用化学製品、繊維製品、磁気製品等)事業内容株式会社槌屋 技術開発本部 技術革新センター 課長補佐 よこい たかし   横井 誉さん中部大学 工学部 電子工学科2007年度卒業株式会社槌屋https://www.tsuchiya-group.co.jp/File04[本社住所]〒460-8330 愛知県名古屋市中区上前津二丁目9番29号 [電話]052-331-5451(代表)[取締役社長]大原 鉱一 [創業]1950年12月▲カーボン調織物▲厚物加飾シート▲研究開発センター(知立市)22

元のページ  ../index.html#23

このブックを見る