中部大学研究紹介2024
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14キーワード相談に応じられる内容都市の水災害と水環境問題に関する研究TAKEDA Makoto 工学部 都市建設工学科教授 武田 誠洪水、高潮、津波による外水災害、豪雨による内水災害を対象とした数値解析およびそれらの対策と評価、水質変化の数値解析および対策と評価 快適で豊かな生活環境を整備するためには、水に関わる様々な問題を適切に処理する必要があり、その中でも水災害から人命・資産を守る治水対策は重要な課題である。また、日々の生活質を高めるためには、水環境の整備も非常に重要な課題となる。このような課題解決のために、主に数値解析、現地観測・調査を用いた研究活動を行っている。【研究テーマ】水災害:●洪水や高潮など外水氾濫を対象とする広域氾濫解析法の構築●豪雨による内水氾濫を対象とする都市の浸水解析法の構築 【都市型水害予測解析システムの開発】●水災害に関する各種災害評価法と対策の検討水環境:●名古屋市堀川を対象とした都市河川の水理・水質・水環境の評価 水質変化(特にDO低下)、ゴミの移動、ヘドロの堆積、悪臭、 水環境に関する市民の感覚的評価●長良川河口堰上下流水域の水質変化 DO低下と植物プランクトンの増殖 に着目して検討している。水災害、水環境問題、対策、数値解析、現地観測相談に応じられる内容独自HP社会実装分野地方自治体における持続可能な都市・地域計画の策定キーワード都市・地域計画の計画遺産の継承・活用に関する研究 HATTORI Atsushi 工学部 都市建設工学科教授 服部 敦持続可能な都市・地域計画の立案・実行・評価、都市のリデザイン、文化的景観の保存・活用、多様な主体の参加によるまちづくり都市・地域計画、計画遺産、持続可能性、都市のリ・デザイン、文化的景観←名古屋三の丸再整備 提案のイメージ←高蔵寺ニュータウンの 旧小学校リノベーション沖縄県内の象設計集団設計作品の保存活用→沖縄北大東村の近代産業遺産の保存活用→ 近現代において策定された特徴的な都市・地域計画は有形・無形の遺産を生み出し、現在の都市のあり方に影響を与えている。超高齢社会、地球温暖化、災害の激化等の課題に対応し、縮退する都市を次世代に継承するためのリデザインにあたっては、計画遺産の価値を適切に評価し、継承・活用するための調査、計画の手法の確立を目指す必要がある。 【研究テーマ】●初期ニュータウンの計画思想の再評価とニュータウン再生への応用 (実践例)高蔵寺リ・ニュータウン計画の立案とプロジェクト形成●戦後の特徴的な都市・地域計画の再評価と計画遺産の保存活用 (実践例)象設計集団が関与した沖縄県内の地域計画の再評価と計画 遺産としての設計作品の保存活用●城下町由来の重層化した都市のリデザイン (実践例)名古屋三の丸ルネサンスの計画提案●産業近代化遺産の文化的景観としての保存活用 (実践例)沖縄県北大東村の燐鉱山由来の文化的景観の保存活用工学部工学部
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