中部大学研究紹介2023
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16キーワードLCA手法による環境負荷量の算定・評価・検証信頼ある環境情報に基づいたカーボンニュートラル対応SHIBAHARA Naoki工学部 都市建設工学科准教授 柴原 尚希LCA手法による環境負荷量の算定・評価・検証(カーボンニュートラル、サーキュラーエコノミー、環境報告書、環境ラベル等への対応)相談に応じられる内容独自HPライフサイクルアセスメント(LCA)、SDGs、持続可能な観光・交通、環境マネジメントエネルギー素材部品廃棄リサイクル資源輸送製造・加工使用廃棄ガソリン電気水素…エネルギー源新製品従来製品環境負荷資源製造使用廃棄 持続可能な社会の実現やSDGsへの対応、ESG投資の進展に伴い、サプライチェーン全体を通した環境マネジメントの重要性が増しています。 特に、世界的に要求が高まるカーボンニュートラル対応においては、個別の製品・サービスだけでなく、企業における事業活動全体のカーボン情報の定量化や開示が求められています。 また、動静脈連携型のビジネスモデルのようなサーキュラーエコノミー施策には、気候変動対策との相乗効果が期待されており、ライフサイクルアセスメント(LCA)に基づく信頼性の高い環境情報を根拠に、企業間の連携や顧客との共創に取り組む必要があります。 インフラ、運輸、観光といった国土交通分野を中心に、工業製品、飲料、建材、バイオマス熱事業、資源循環型ビジネスモデル等、これまでに多数のLCA実施経験があります。 LCAに関する共同研究やコンサルティング業務はもちろん、技術相談、人材育成、セミナー講師等も承ります。【研究テーマ】●ライフサイクルアセスメント(LCA)による環境負荷の定量化●CO₂排出削減を実現するための交通戦略・システムの評価●持続可能な観光・モビリティの探求●サーキュラーエコノミー対応型ビジネスモデルの環境評価キーワード相談に応じられる内容コンクリートの材齢と各種の収縮現象ひび割れが発生しないコンクリートの開発を目指してHASHIDA Hiroshi工学部 建築学科教授 橋田 浩建築部材の収縮ひび割れ制御、低収縮コンクリートの設計、膨張材コンクリートの性能評価、高強度コンクリート部材の特性評価 コンクリートには永遠と言われる課題がいくつか存在しており、その代表例が「収縮ひび割れ」である。収縮ひび割れの要因には、①自己収縮、②乾燥収縮、③水和熱による温度収縮、④気温変化による温度収縮がある。これらの収縮メカニズムを理解し、総合的な抑制策を講じることで、コンクリートのひび割れを防止し、建築物の美観や耐久性を保持することが可能となる。 これまでの収縮ひび割れに関する研究成果は、日本建築学会の指針類に反映されており、清水建設(株)と共同開発した低収縮コンクリートの技術は、2019年度の建築学会賞を受賞している。  本研究は、これまでの成果をさらに進化させ、既往の技術では難しいとされてきたひび割れの根絶を目標としたテーマである。【研究テーマ】●超低収縮コンクリートの研究開発●鉄筋コンクリート部材の収縮応力解析●土間床/構造床の合理的なひび割れ制御●高強度コンクリートの自己収縮と温度膨張・収縮の統合評価ひび割れ、乾燥収縮、自己収縮、温度収縮、膨張材、収縮低減剤、高強度コンクリート工学部工学部

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