中部大学研究紹介2023
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17キーワード相談に応じられる内容国産木材を活用した各種木質構造の研究FURUKAWA Tadatoshi工学部 建築学科教授 古川 忠稔新型木造建築構法、木造建築の耐震改修、伝統的建築物の保存活用 疲弊した林業を再活性化するとともに、悪化した日本の森林環境を改善することを長期的な目的として、国産木材を構造材として用いる新型木質構造を研究テーマとしている。  また地震国の我が国では、木造建物においても十分な耐震性能を持つことが重要であるため、戸建て住宅や伝統的建築物の耐震性能評価や、施工しやすく改修後の活用を阻害しない耐震改修工法の研究を行っている。【研究テーマ】●国産小中径木材を用いた新たな建築構法 小中径材を用いた立体トラス構造の開発や、小径木材による各種建築 構造の提案●国産大径木材の有効利用と高付加価値化 大径木材の強度特性を踏まえた有効利用に向けた研究●既存木造住宅の耐震補強工法 居住者負担の少ないローコスト耐震改修工法の研究●伝統的木造建築の耐震性能評価と耐震改修 文化財等としての価値を損ねず、その後の有効活用につながる耐震性能 評価と改修に関する研究国産木材、地域産木材、木質構造、伝統的建築相談に応じられる内容独自HPキーワード相談に応じられる内容BIM (Building Information Modeling) 3次元図形情報に加え建物要素の属性情報を扱う建築設計アプリケーションBEM(Building Energy Modeling)エネルギー計算を行うための建物形状・情報のモデルCOBie (Construction operations building information exchange) 維持管理のための建物情報交換標準クラスタリングによる年間建物エネルギー消費のパターン化BIMデータからBEMの作成EnergyPlusによるエネルギー消費計算結果BIMBEM建物の低炭素化のための手法 エネルギーのマネジメントとシミュレーションYAMAHA Motoi工学部 建築学科教授 山羽 基建築物のエネルギー性能改善、建物データ分析手法、エネルギー消費シミュレーション、BIMデータマネジメント 等データ分析、エネルギーマネジメント、エネルギーシミュレーション、BIM、EnergyPlus 2050年のカーボンニュートラルの実現に向けて、建築での低炭素化に資する手法を研究している。建物のエネルギー消費データにクラスタリング手法を適用して、消費パターンを分析し、空調、照明、機器など用途別エネルギー消費の推定、省エネルギー手法の提案を行う。設計時でのエネルギー消費量を予測するために米国エネルギー省(DOE)開発のEnergyPlusによるシミュレーション技法を開発している。近年普及が促進しているBIMデータからBEMの作成、運用監理で活用するための建築設備機器をCOBie形式にエクスポートするなど、データマネジメントを検討している。【研究テーマ】●クラスタリングによる建物エネルギー消費パターンの特定●省エネ設計のためのエネルギーシミュレーション●BIMのデータマネジメント●コミッショニング手法による建物のエネルギー分析工学部工学部

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