中部大学研究紹介2023
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26キーワード相談に応じられる内容複数の対話エージェントとの雑談対話システムロボット対話システム音声コミュニケーション情報処理に関する研究YAMAMOTO Kazumasa工学部 情報工学科教授 山本 一公音声対話システムの構築、音声認識応用システムの構築、音声・音響分析、マイクロホンアレイ技術、音声強調・ノイズ抑圧等、音声言語処理全般 近年の音声認識技術の発展により、GoogleやMicrosoft、Amazonを始めとする、多くのOS・ネットワークサービスで音声入力のサポートが行われるようになってきた。しかし、これらは基本的に単純な1問1答型の対話を行うもので、人間のように複雑な文脈に依存した会話を自然に行うことはまだ難しい。本研究室では、音声認識や自然言語処理、音声感情認識、音環境認識といった様々な要素技術と共に、より自然に雑談ができる音声対話システムの開発や音声処理応用システムの研究開発を行う。【研究テーマ】●自然な音声対話システムの開発  自然な対話のための対話エージェント設計、雑談対話システム●音声認識精度向上のための研究    人間の聴覚特性を考慮した深層学習を用いた音声認識精度向上法、 マイクロホンから離れた発話に対する高精度な音声認識手法●音声感情認識に関する研究  高精度な音声感情認識のための特徴量・識別器、人間の音声感情の受け 取り方と機械学習の関係調査●音響イベント検出・音環境理解に関する研究 音響イベント(何の音か)の自動検出、音響シーン(どこにいるか)の 自動識別、ノイズ環境下における音声強調、音源方向検出●音声コンテンツ処理に関する研究  音声要約、音声翻訳、講義復習システム音声対話、音声認識、音信号処理、自然言語処理独自HPキーワード相談に応じられる内容再生可能エネルギー電源主体の電力システムIIOKA Daisuke工学部 電気電子システム工学科教授 飯岡 大輔電力系統における電力品質解析 太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギー電源を主体とした送配電システムの構築を目指した研究を行っています。 太陽光発電や風力発電の発電電力は天候とともに変化します。そのため、再生可能エネルギーを大量に導入すると、送配電システムの電圧や周波数が変動するため、高品質の電気エネルギーが欠かせない社会生活に悪影響を及ぼす可能性があります。このような問題を解決し、将来に向けて再生可能エネルギーの導入量を増やすためには、これまでにない新しい技術を送配電システムに適用する必要があります。 そこで、供給電力の品質を改善するために新しく必要となる設備計画や電力機器の研究、既存の電力機器を活かした新しい制御手法の研究に取り組んでいます。【研究テーマ】●再エネ主体の送配電システムにおける設備計画および電力品質●スマートインバータを用いた電圧・周波数安定化制御●セミオフグリッドシステムの設計、制御、運用●地域マイクログリッドの保護制御電力系統、太陽光、電力品質、スマートインバータ工学部工学部

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