中部大学研究紹介2024
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32キーワード相談に応じられる内容航空機構造用低歪素材に関する研究 SUZUKI Hiroshi工学部 宇宙航空理工学科教授 鈴木 博残留応力低減策、焼入れ方法、冷間圧縮、加工歪の推測検討 近年航空機の需要は益々高くなって来ているが、その主要構造品である機械加工部品は大型化、複雑形状化、高精度化が進んでいる。又、その加工設備も高馬力化、高速化、高精度化が進んでおり、部品の要求精度に対応している。しかしながら航空機部品では多くの場合加工後に歪みが発生するために、高精度設備の利点が必ずしも生かせず、加工現場では素材の反転を繰り返し歪を抜きながら精度を確保している。 歪の主要因の1つは素材内部の残留応力であるが、その低減は難しく又、国内外の素材調達スペックに残留応力を規定したものは航空機メーカーと素材メーカー間の個々の調整を除けば皆無と言って良い。本研究では、残留応力低減のため、素材及び加工段階での最適方法の検討を行うと共に、実加工への反映も検討する。【研究テーマ】●残留応力低減のための素材の形状、板厚、焼入れ方法、 冷間圧縮方法などの研究●残留応力分布の簡便な推測方法の研究●残留応力分布からの加工歪の簡便な推測方法の研究●反転の少ない工程設計に関する研究航空機機械加工部品、残留応力、加工歪 キーワード相談に応じられる内容先端制御技術で挑むモータドライブシステムの研究HASEGAWA Masaru 工学部 宇宙航空理工学科教授 長谷川 勝モータ制御全般、インバータ制御全般、モータ応用機器の制御全般パワーエレクトロニクス、永久磁石同期モータ、位置センサレス制御、トルクリプル抑制社会実装分野家電民生、電動車両・航空機、一般産業の各分野アアースモータの性モータのの形SynRMの化をるパーエククスクルクルンスンスをえる形・モータ性性次ーラシス次ーラシスにるランスーによる モータ制御分野の中でも、最も注目度の高い埋込永久磁石同期モータの制御全般を研究している。回転子の突極性を吸収する独自の制御モデルを提案。これに基づき、ロバスト適応オブザーバ、オールパスフィルタを用いた位置センサレス制御法を開発。センサレス起動のための初期位置推定の高速化も実現。現在は、電動車両、航空機を想定した電動化高速トルク制御の新理論を確立し、多種多様な駆動原理をもつ他の電動機への水平展開を遂行中。誘導モータ、 磁石レスモータ、多重多相モータにも対応可。電気学会より論文賞を受賞。所属学生においては学会等からの受賞多数。【研究テーマ】●永久磁石同期モータの位置センサレス制御全般●埋込磁石同期モータの高速、高品質トルク制御とその応用●適応制御を用いたトルク制御の高品質化●多重多相(特に、二重三相)モータの冗長性を利用した 付加価値を創成する制御法考案 ●先端制御工学に基づく状態推定のロバスト化工学部工学部
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