中部大学研究紹介2025
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37キーワード相談に応じられる内容繊維方向の最適経路変形解析試作品スマート複合材創製事例形状記憶合金の応力歪特性シミュレーションONスマート材料とその構造システム                         IKEDA Tadashige理工学部 宇宙航空学科教授池田 忠繁新しい材料・構造システム新しい航空宇宙機構造システムに関する研究を行っている。特に、スマート複合材料・構造システム(形状記憶合金や圧電材料のような機能材料およびそれらを用いた構造システム)を対象とし、材料、構造物、および、それらに関係する熱、流体、制御が融合する系に生じる現象の観察、その現象を理解するための数学モデルの提案、モデルの検証、数学モデルによる現象の解析、現象の応用例の提案、その設計、製作、数値解析、実験による検証を行っている。【研究テーマ】●スマート材料(形状記憶合金、圧電セラミックスなど)の変形挙動を表す 方程式の提案●状況に応じて自在に変形できる航空機構造(モーフィング構造)に関する 研究●軌道上で形状を自動補正できる宇宙アンテナ構造に関する研究●スマート材料素子と強化繊維を目的に対して同時最適配置したスマート 複合材構造に関する研究●繊維強化熱可塑樹脂の成形に関する研究●CFRTPのテーププレイスメントに関する研究形状記憶材料、圧電材料、複合材、構成方程式、構造システム、騒音・振動制御キーワード相談に応じられる内容層流~乱流のスイッチング圧力損失の低減と熱交換性能の向上KANDA Takeshi理工学部 宇宙航空学科教授苅田 丈士プロペラ、ファン、タービン、コンプレッサー、熱交換器、ジェットエンジン、ロケットエンジン、流体、伝熱、燃焼圧力損失、熱交換、層流、乱流、遷移管内や平板上の流れは速度が遅い時には乱れの少ない層流状態にあり、速くなると乱れの多い乱流に変わります。   層流: 圧力損失は小、熱伝達率も小。   乱流: 圧力損失は大、熱伝達率も大。 層流に保つことができると圧損の小さな管路ができ、早く乱流にできるとコンパクトな熱交換器ができます。 遷移する条件が分かり、乱流化を早める・遅らせる、乱流から層流に戻すことが可能となりました。乱流化には乱れはあまり関係がありません。この層流/乱流のスイッチングを使い、圧損の小さい管、コンパクトな熱交換器を作る研究をしています。【研究テーマ】●円管内流れの乱流遷移の研究●平板上境界層の乱流遷移の研究●再層流化の研究 乱流を層流に戻すことも可能です。意図せず再層流化すると熱交換率が 下がり、熱交換器が異常加熱してしまうことがあります。理工学部理工学部

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