中部大学研究紹介2024
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40キーワード相談に応じられる内容セキュリティ向上技術に関する研究開発HOGURO Masahiro理工学部 宇宙航空学科教授 保黒 政大生体認証技術、画像処理技術、医療情報連携 物理・情報セキュリティ向上に寄与する映像・画像処理技術に関する研究、特に一次元信号処理技術を二次元画像処理などへ応用することを中心に、高速かつ省リソースで動作可能なアルゴリズムを研究開発している。 また、各種医療機関を跨いだ情報連携の円滑かつ安全に実現するためのシステムを研究開発・提供している。病院を転院したり他の医療機関を再受診する場合においても、それまでの診察・検査記録が患者の意思により再活用できるようにするためのシステムを開発している。【研究テーマ】●生体認証技術 指紋、静脈、顔認証など、人の身体的特徴を利用した個人識別技術に ついて、身体データの取得方法(指紋・静脈撮影装置)から認識アルゴ リズムまで、高精度かつ利便性の高い個人識別を目指す。●移動物体検出・識別技術 映像の中から移動する物体(動体)を検出し、その種別や個体を自動 識別する技術に関する研究。●地域医療情報共有システムの開発 インターネットを活用し、簡便かつ安全に医療情報を共有・伝達する ためのシステム開発。生体認証、画像処理、セキュリティ、医療情報、地域医療連携診療情報 (カルテ) リハビリ 記録 介護記録 急性期病院 リハビリ施設 介護施設・自宅 中部大サーバ 特許キーワード相談に応じられる内容高周波電磁波生成の大気圧プラズマ(He)による金属表面とCFRPの改質の例アルミとCFRPの加熱硬化接着の場合に大気圧プラズマで表面処理をすると引っ張り強度の上昇が得られる電磁波によるプラズマ生成・加熱およびその応用MUTOH Takashi理工学部 宇宙航空学科教授 武藤 敬大気圧プラズマの生成と産業利用プラズマ、高周波電磁場、大気圧プラズマ、核融合、ドローン、静止揚力、ミュオンP95参照◯プラズマを数kHzから数10MHzの高周波電磁場により生成・加熱し、広範 囲に亘る温度や密度を制御し、またプラズマの構成要素であるイオンの高 エネルギー粒子を生成し、それらを金属など物質表面や液体中に照射して 表面改質や液体反応の改変に応用することが出来る。例えば異種材料の接 合、環境問題への提案、農業、医療への応用を研究している。◯ドローン等の回転翼機の揚力向上を粘性流体の性質を利用して実現する 基礎研究を行っている。◯素粒子の一つであるミュオン粒子を用いたエネルギー発生と産業応用 研究を行っている。   【研究テーマ】●高周波電磁場による大気圧プラズマの生成と応用研究 大気圧中や液体中でプラズマを作り、その応用を研究している。例えば、カ ーボン系材料とアルミ系やチタン金属との接着強度をプラズマ照射による 表面改質で向上させることがこれまでの実験で示されている。このような 低温度で高密度のプラズマを効率よく生成し、産業応用、廃油処理、食品応 用など環境問題への応用についても研究している。●回転翼ドローンなどに用いるダクテッドファンの揚力性能がダクトの分割 や形状変化を行うことで可能になることが判っており、この基礎研究を進 めている。●電子の207倍の質量を持つミュオン粒子を利用したミュオン触媒核融合や ミュオン発生装置を用いた産業応用について研究している。理工学部理工学部

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