中部大学研究紹介2023
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41キーワード相談に応じられる内容セキュリティ向上技術に関する研究開発HOGURO Masahiro理工学部 宇宙航空学科教授 保黒 政大生体認証技術、画像処理技術、医療情報連携 物理・情報セキュリティ向上に寄与する映像・画像処理技術に関する研究、特に一次元信号処理技術を二次元画像処理などへ応用することを中心に、高速かつ省リソースで動作可能なアルゴリズムを研究開発している。 また、各種医療機関を跨いだ情報連携の円滑かつ安全に実現するためのシステムを研究開発・提供している。病院を転院したり他の医療機関を再受診する場合においても、それまでの診察・検査記録が患者の意思により再活用できるようにするためのシステムを開発している。【研究テーマ】●生体認証技術 指紋、静脈、顔認証など、人の身体的特徴を利用した個人識別技術に ついて、身体データの取得方法(指紋・静脈撮影装置)から認識アルゴ リズムまで、高精度かつ利便性の高い個人識別を目指す。●移動物体検出・識別技術 映像の中から移動する物体(動体)を検出し、その種別や個体を自動 識別する技術に関する研究。●地域医療情報共有システムの開発 インターネットを活用し、簡便かつ安全に医療情報を共有・伝達する ためのシステム開発。生体認証、画像処理、セキュリティ、医療情報、地域医療連携診療情報 (カルテ) リハビリ 記録 介護記録 急性期病院 リハビリ施設 介護施設・自宅 中部大サーバ 地域医療情報共有システムキーワード相談に応じられる内容インテリジェント材料の研究KANDA Masae理工学部 宇宙航空学科准教授 神田 昌枝材料物性(材料試験)、構造解析、表面分析材料科学、物性評価、複合材料、電歪ポリマー ロケットや航空機の技術開発が発展する中で、材料分野も木材、ジュラルミン、複合材料と時代と共に発展してきました。近年、温室ガスの削減(燃費)、安全性の向上(整備)等から、航空機の電気・電動化が進み、軽量で強い材料や低電力で動くセンサ・アクチュエータ等が求められています。そこで本研究グループでは、宇宙・航空分野で使用可能な材料を中心に軽量な金属を使ったクライオスタット(真空容器)や高分子材料を中心にしたセンサ・アクチュエータの開発を行っています。【研究テーマ】●宇宙・航空用クライオスタットの軽量化●金属材料、複合材料の機械特性、熱特性の評価●低電場で駆動する電歪ポリマーの基礎研究●材料の構造解析、表面分析理工学部理工学部

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