中部大学研究紹介2025
51/94

50独自HPキーワード相談に応じられる内容栄養特性とストレス耐性能を強化した作物の分子育種社会実装分野環境変化に強い農産物の生産性向上YOSHIMURA Kazuya応用生物学部 食品栄養科学科教授吉村 和也植物の抗酸化能とストレス対性能の評価、植物分子育種、遺伝子組換え 近年、地球規模での環境破壊により、耕地面積の減少や生育不順による作物の収量低下が深刻な問題となってきている。本研究室では、ビタミンC、ナイアシン、パントテン酸など植物が有する様々な有用分子の代謝経路、およびそれらが関わる植物の環境ストレス耐性機構を分子のレベルで明らかにし、劣悪な環境下でも生育可能で且つ優れた栄養特性を持つスーパー植物の創出を目指している。【研究テーマ】●ビタミン補酵素型の代謝制御に関する研究 ビタミン補酵素型分解酵素、Nudix hydrolaseの分子特性および生理機能の解明●活性酸素代謝と細胞内レドックス制御に関する研究 植物におけるビタミンC生合成制御機構および環境ストレスに応答した レドックス制御機構の解明●ストレスに応答した遺伝子発現制御に関する研究選択的スプライシングによる環境ストレス応答性遺伝子の環境ストレス 応答制御機構の解明●環境ストレス耐性機構およびビタミン補酵素型代謝系を改変したスーパー 植物の創出活性酸素、ビタミンC、パントテン酸、ナイアシン、突然変異、ストレス応答キーワード相談に応じられる内容食品機能性という新たな付加価値の発見TANAKA Mamoru応用生物学部 食品栄養科学科准教授田中 守食事は生きるために必要不可欠であるとともに、健康を維持する上で欠かすことができない。 世界各国、様々な地域で独自の食文化があり、各地域特有の食材が存在する。日常的に摂取でき、かつ地域に根付いた食材の食品機能性という新たな付加価値を見出し、“おいしさ”と“健康”の両方を追求するために日々研究に取り組んでいる。【研究テーマ】●食物依存性運動誘発アナフィラキシーに関する研究 ●食用カンナデンプンの食物アレルギー予防効果と免疫機能への影響●ウチワサボテンの免疫賦活効果●後発酵茶の食品機能性●Nigella sativa L.の食品機能性●Circium maritimum Makinoの抗アレルギー効果●牛乳カゼイン由来ペプチドの抗アレルギー効果抗アレルギー、免疫力向上、抗酸化、抗肥満、抗炎症、血圧降下作用研究デザイン様々な食品地場食材のブランド化や新しい食品の開発、食品機能性、食品の機能や食と健康に関して、管理栄養士、調理師、そして研究者の視点から対応社会実装分野食と健康応用生物学部応用生物学部

元のページ  ../index.html#51

このブックを見る