中部大学研究紹介2024
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50キーワード相談に応じられる内容野生動物管理に役立つ腸内細菌研究 TSUCHIDA Sayaka応用生物学部 環境生物学科准教授 土田 さやか腸内細菌研究、プロバイオティクス開発、微生物機能解析、環境保全研究 腸内細菌は動物種ごとに異なっており、食べ物の消化や免疫賦活による宿主の健康維持に役立っています。様々な野生動物にも、その動物に特徴的な「共生腸内細菌」が存在しており、我々人間であればお腹を壊してしまうような、野生下の食べ物に含まれる反栄養物質や毒素を分解し、消化することができます。例えば、野生草食動物の食べる植物は、一般に人間の食べる野菜とは異なり、アルカロイドや青酸配糖体などの毒素や、タンニンなどの反栄養物質を含んでいます。野生動物はこれらの物質を、彼らの腸内細菌が持つ酵素によって分解し、無毒化することによって栄養としていることがわかってきました。我々は、このような野生動物の腸内細菌の持つ有用な性質に着目しプロバイオティクスを開発し、希少動物の保全に役立つ腸内細菌研究を行なっています。類縁の家畜種やペットなどの保健にも役立つと期待されています。 【研究テーマ】●ゴリラに特徴的な乳酸菌の研究 野生個体、飼育個体問わず分離されるゴリラ特異的乳酸菌Lactobacillus gorillae の表現及び遺伝形質を、培養法や全ゲノム解析を用いて研究しています。  ●スローロリスおよびマーモセットの給餌改善が共生細菌にもたらす効果 飼育スローロリスおよびマーモセットの給餌改善に伴い、消化管内細菌や口腔 内細菌がどのように変化したかを菌の生理性状により評価しています。●ライチョウの保護増殖に関する腸内細菌研究 飼育ライチョウを野生復帰個体群として維持するために、野生型の腸内環境に 近づける試みを行っています。野生動物、腸内細菌、プロバイオ、保全、保健衛生独自HPキーワード相談に応じられる内容 園芸作物の生産性向上のための生理学(食用サボテンの生産性向上と地域活性化)HORIBE Takanori応用生物学部 環境生物科学科准教授 堀部 貴紀サボテンに関する事象全般、食用サボテンの生産・加工、サボテンの果実生産、植物工場における作物栽培、切り花の品質保持、花弁成長機構 園芸作物の持つ様々な形質について、その仕組みを明らかにし、そこから新たな技術や価値を創造することを目指しています。 現在は特に、春日井市の特産品であるサボテンの新しい栽培法の確立や新品種の育種を目的とした研究を行っています。また地域の生産者や事業者と協力しサボテン産業の振興を目指した活動も実施しています。 そのほかにも、バラの花弁成長機構の解明や、切り花の品質・価値向上技術の開発といったテーマにも挑戦しています。【研究テーマ】●食用ウチワサボテンの生産性向上 春日井市内では現在、サボテン生産の後継者不足が深刻な課題となって います。そこで、より簡易的で収益性の高い栽培法が求められています。 本研究では植物工場施設において高度に環境を制御して栽培を行い、生産 性・機能性の向上を目指します。●サボテンの組織培養および遺伝子組換え技術の開発●食用・観賞用サボテンの育種(分離育種、突然変異育種)●サボテンの食用果実生産● 花の付加価値向上技術の開発食用・観賞用サボテン、植物工場、観賞用花き生産性向上技術の開発新品種の育種遺伝子組換え技術開発応用生物学部応用生物学部

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