中部大学研究紹介2024
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61キーワード相談に応じられる内容年ののに01020304050607011631466176911061211361511661811962112262412560102030405060701163146617691106121136151166181196211226241256年14320514320545556555454555655545に要る間rpmrpmrpm=自転車エルゴメータによる新しい運動療法の開発 TSUSHIMA Akira生命健康科学部 理学療法学科教授 對馬 明運動による中高年の健康づくり、特に自転車エルゴメータによる新しい運動療法の開発 適度な運動は体の防御因子を付加し、疾病の感受性を低下させる。自転車運動による高齢者のQOL向上と高リスク群(疾病を発生しやすい群)に対する運動処方および健康づくりについて研究を行っている。【研究テーマ】●自転車運動による高齢者の歩行機能改善効果 自転車エルゴメータによる運動は、有酸素運動や主運動のウォーミング アップを目的として行われるが、実施方法を工夫することで使用目的は 拡大する。高齢者に適度な強度と時間で自転車運動(ウォーミングアップ) を実施させると、運動後には歩行機能が改善する。しかし、対象が虚弱 である場合は疲労というマイナス効果が生じる。そこで、指示するペダル 回転数に合致させる軽負荷・短時間の自転車運動を行わせると、運動後に 歩行機能の改善効果が認められる。運動前後のさまざまな生体情報の比較 から、その理由を解明しようと試みている。●高リスク群への効果的運動指導法開発 地域の高リスク群に対して、行動変容を含めた効果的な運動処方とその 提供方法についてのシステムづくりを目指している。自転車エルゴメータ、健康増進、歩行機能社会実装分野高齢者の歩行機能改善を目指す自転車運動キーワード相談に応じられる内容ケガや不調の原因解明とその予防法~スポーツから日常活動まで~MIYASHITA Koji教授 宮下 浩二スポーツや日常生活におけるケガの予防や不調を改善するための用具および測定機器のアイディアを提供 理学療法は、ケガの予防やリハビリテーションのみならず、不調を防止するコンディショニングにも活用される。その流れは左図のようになっている。 まず、痛みの要因を分析するために、痛みのある動作(投球などのスポーツ動作、歩行などの日常生活動作)を分析し、次にその動作を呈する関節機能の要因について様々な方法で解析する。それにより、ケガや故障の要因を抽出し、問題解決策を導き出している。問題解決策には、トレーニングなどの運動指導、ストレッチングなどのセルフケア、そしてそれらでも解決できない問題には身体の負担を減らす補助具を用いている。【研究テーマ】●ケガや不調の要因解析 1)動作、姿勢の三次元動作解析 2)関節機能の解析、評価●上記要因に対応する予防法の開発 1)トレーニングやセルフケア方法の開発 2)予防改善を支援する用具・機器の開発スポーツ活動、日常生活活動、ケガ、不調、健康、予防、補助具生命健康科学部 理学療法学科生命健康科学部生命健康科学部
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