中部大学研究紹介2023
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71キーワード相談に応じられる内容新教育ツールを用いた会計意欲の向上~勘定絵科目かるたで学ぶ財務諸表分析と経営管理~SOBA Nanae経営情報学部 経営総合学科准教授 曽場七恵会社向け:経営管理へ会計知識の導入意義、会計教育研修学校向け:会計レクリエーション、公民教育での会計授業支援 社会において会計に対する需要は年々高まっているものの、簿記・会計のスキル取得や会計職を目指す若者は減少の一途を辿っている。 また、会計の重要性を認識している社会人(経営者・従業員)であっても、会社の成績表である決算書を見ると、沢山の勘定科目と数字の羅列を見て苦手意識を持つ人は多い。 本研究では、従来の簿記や会計の授業で根付いた苦手意識を克服すべく勘定科目をイラスト化し、その科目の意味を五七五七七の短歌にのせた「勘定絵科目かるた」を用いたアクティブラーニングの導入とその効果を測定することを目指している。 学習指導要領が改正され、中学校や高校においても会計教育が求められるようになっている社会の中で、若者に簿記や会計の仕組みだけでなくその面白さを伝える機会として、授業の他にかるた大会等のレクリエーションを実施している。会計情報を有用に活用できる人材がもたらす経営効果を示唆したい。【研究テーマ】● 簿記や会計に関する意識調査(学生、社会人)● 簿記や会計の授業へのアクティブラーニングの導入● 勘定絵科目かるたを用いた授業の効果測定● 経営者の簿記や会計知識への自信と経営管理の関係経営管理 勘定科目、学習指導要領、会計教育キーワード相談に応じられる内容異文化(各国特有の思考法)のマネジメント~貿易や海外進出を行う際に知っておくべき商習慣~SAKAI Yoshihiro経営情報学部教授 酒井 吉廣企業経営に関する事、海外進出に関する事、財務リストラ米国、欧州、中国、アジア、経済、金融、M&A 為替の大幅な円高と日本の本格的な国際化を促した「プラザ合意」から35年。世界経済は大きく成長した。特に、米国経済と中国経済の成長は著しい。 しかし、日本経済は過去30年間ほぼ横這い状態である。また、日本企業がグローバル化に成功しているとも言い切れない。 私の研究は、日本銀行、日本政策投資銀行での経験を踏まえ、国際競争に直面している日本企業の経営に資するビジネスモデルの枠組みを作ること。 多くの日本企業の方々に貢献したいと考えています。【研究テーマ】● 宗教、文化、地理の違いとビジネス態度、思考法の関係● 米国の政治と経済および中国の政治と経済の有機的関係● 米国、欧州およびアジア諸国の経済関連法と商慣習● 金融・マクロ経済から分析する各国の潜在的経済力● 財務会計と管理会計(日本基準、米国基準、IFRSの比較と共に)● 経済安全保障とその国際取引への対応<日経ビジネスオンライン、論座、Jbpressの記事をご参照下さい>経営情報学部経営情報学部

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