中部大学研究紹介2024
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79独自HPキーワード相談に応じられる内容新規ゲノム編集技術の開発と臨床応用の基盤構築IWATA Satoru  実験動物教育研究センター生命健康科学部 兼任, 応用生物学部 兼任AI数理データサイエンスセンター 兼任講師 岩田 悟ゲノム編集技術の立ち上げ、疾患モデル動物の作製、マウスの胚操作ゲノム編集、染色体異常、遺伝子治療 ゲノム編集とは、ゲノム上の任意の遺伝子を自在に改変できる技術です。例えば、標的遺伝子の破壊や疾患の原因となる遺伝子異常の修復などが可能です。 当施設では、染色体レベルでの新しいゲノム編集法の開発、染色体疾患モデル動物の解析を行っています。 これらの研究を推進することで、がんや先天性疾患の原因となる染色体異常を修復する医療への応用、疾患の原因究明を目指しています。 【研究テーマ】●染色体レベルでの高精度なゲノム編集法の開発●染色体疾患モデルマウスの解析●遺伝子異常の高精度な修復を目指したゲノム編集技術の開発 ゲノム編集は、簡便で高効率、低コストの電気穿孔法により行います(左図)。DNA切断酵素であるCas9と標的DNAを認識するgRNAを電気的に受精卵に導入することでゲノム編集マウスが簡単に作製できます。キーワード相談に応じられる内容投球動作の解析肩関節位置覚測定肩関節の理学療法に関する研究YAZAWA Hironari理学療法実習センター生命健康科学部 理学療法学科 兼任講師 矢澤 浩成肩関節の理学療法、関節位置覚評価法、拘縮肩の治療 肩関節は複雑な関節で大きな可動性を持つ反面、骨の安定性に乏しい関節である。そのため筋・靭帯・関節包などの安定化機構が重要であり、そのような肩関節の機能障害に対する理学療法の役割は大きい。 そこで肩関節の理学療法評価の中でも特に関節位置覚に注目し、肩関節位置覚の評価方法およびトレーニングによる肩関節位置覚の効果や影響に注目して研究を行っている。【研究テーマ】●肩関節位置覚の測定方法の検証●肩関節位置覚の正常値の測定●肩関節位置覚のトレーニング効果●肩関節と投球動作に関する研究●拘縮肩の評価と理学療法に関する研究肩関節、関節位置覚、理学療法評価、拘縮肩社会実装分野理学療法実施団体や介護機器開発企業との連携研究所・センター等研究所・センター等

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