中部大学研究紹介2023
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83独自HPキーワード相談に応じられる内容高温超伝導送電システムの実用化及び関連材料の研究 CHIKUMOTO Noriko超伝導・持続可能エネルギー研究センター教授 筑本 知子高温超伝導材料物性やその製法、各種低温物性測定、超伝導応用技術など高温超伝導ケーブル、接合技術、臨界電流特性 、直流送電システム 超伝導直流送電(Superconducting DC power transmission, 以降SCDCと略記)は送電ロスが現在の常伝導交流送電と比較して1/10以下と低く、また低電圧での大容量長距離送電が可能であるため、未来のカーボンニュートラルの実現および持続可能社会の維持に貢献する技術と期待されます。 超伝導・持続可能エネルギー研究センターでは、超伝導直流送電の社会実装と再生可能エネルギーの効率利用のための研究を行なっています。筑本研究室は主に、超伝導ケーブルの高性能化に関わる以下の研究テーマでの研究をおこなっています。 【研究テーマ】●高温超伝導線材・ケーブルの電流特性に関する基礎研究 ・走査型ホール素子法および磁気光学イメージング法による電流分布測定など●高温超伝導線材の長尺化に向けた接合技術の研究 ・表面活性化接合による低抵抗接続法など●高温超伝導直流送電システムの実証試験 ・中部大学200m超伝導直流送電システム ・石狩超伝導直流送電実証システムCHIKUMOTONORIKO(Superconducting DC power transmission, SCDC)1/10200mhttps://www.chubu.ac.jp/research/institute/sustainable-energy200m(CASER-2)(5kA, 100MVA)特許独自HPP99参照キーワード相談に応じられる内容直流超伝導送電とパワー半導体による高効率電力輸送YAMAGUCHI Satarou 超伝導・持続可能エネルギー研究センター特任教授 山口 作太郎断熱真空容器・超伝導ケーブル・温度等計測技法の開発、半導体材料等の難加工材料の加工技術開発など 直流超伝導送電システムの開発により、大電力輸送の実証データ処理及び基礎実験を行っている。【研究テーマ】●直流超伝導システムの開発 大電力を直流で超伝導送電するための各種機器の開発と、システムと しての最適設計およびその実証実験●航空機のMEA(More Electric Aircraft)のための基礎検討(超伝導バスバー他)●再生可能エネルギー用エネルギー貯蔵システム●ガンの温熱治療装置開発●アークレス直流遮断器の試作開発●歪ゲージ計測法の開発エネルギー変換、超伝導システム、熱電変換システム、電力輸送研究所・センター等研究所・センター等

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