信頼70号
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8学部27学科4専攻が集結する文理医教のワンキャンパス、中部大学。ここで身につくのは、「専門分野の深い知識と技術」「幅広い視野」「柔軟な応用力」。夢や目標を定めて、その実現に近づくために、日々挑み続ける学生に話を聞きました。大学受験で建築学科へ進むと決めたときに、親から取得を勧められた資格が「宅建」でした。入学当初は、建築=設計という考えばかりが先行していましたが、それ以外の選択肢を増やしたい気持ちもあり、2年生の秋に受験を決意。勉強方法としては、学内での対策講座の受講をベースに、わからないところを先生に聞くというスタイルで行いました。勉強を進める上での一番の苦労は、言葉の難しさ。講座では、その言葉をかみ砕いて教えていただけたこと、さらに、イメージで覚えることが得意だった自分の型に上手くハマったのも功を奏したように思います。また、1年前に合格していた幼馴染の友人がいたことも勉強の手助けに。未知の分野の勉強にどれくらい時間をかければよいのかを、友人の成功体験をベースにして自分なりのプランを立てられたことも良かったと思っています。周囲の環境に恵まれたのは事実ですが、一度失敗した自分の勉強法を見直し、新たな方法を見つけて、合格とともにその方法を学科の勉強にも生かせていることは、自分にとっても大きな自信になりました。今は、就職先として設計の道を目指しつつ、この学びを通して身につけた幅広い視野で企業研究を進めています。小林 篤季さん工学部建築学科3年勉強方法を見直して勝ち取った合格。宅地建物取引士宅地建物取引士(宅建士)は、不動産に関する法律知識をもって不動産の取引に関わる専門家で、宅地建物取引業法に基づき定められている国家資格。最近は、金融業など不動産以外の業界でも人気が高い。集中力を保つには場所を変えること。朝、家で勉強したら午後は図書館へ。友人に声をかけて一緒に勉強することで眠くならないという効果も。勉強の誘いに快諾してくれる友人には感謝です。夢に挑む学生たち特別企画209

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