信頼71号
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よりよい就活に向けたキャリア支援櫻井 誠キャリア部長工学部 応用化学科 教授 就職活動のスケジュールは、国の要請により3年次の3月1日に採用活・動・開始、4年次の6月1日に採用試・験・開始、10月1日に正式内定となっています。しかし、実際は超前倒し傾向で、3年次の夏休みにインターンシップへ参加した後の秋学期開始とともに就職活動が始まります。中部大学では、公式アプリで随時案内し、2年次の秋学期から就職ガイダンスを行っていますので、その流れに乗れば自然とスタートラインに立つことができます。就職は大学受験とは異なり、何万社以上の選択肢から選ぶことになるため迷う学生がいます。その対策としてはまず1社内定を得ること。1社受かったという事実が自信につながります。一方、生命健康科学部などの資格系学科は資格取得が最重要であることをご理解ください。もう一つの留意点としては、エントリーシートや履歴書などの書類選考が通過しない場合です。その場合、企業側の視点が欠けていることが多いため、第三者に見てもらうように勧めてください。こうした就職活動を進める上で困った場合の相談先として3つ用意しています。まずは一番身近な存在としてゼミの先生、次に、各学科に配置しているキャリア開発担当教員、そしてキャリア支援課のスタッフです。就職については内面的な側面を話すことになるため、そうした内容を先生に知られたくない場合は、キャリア支援課へとお声がけください。 以下に皆様へのお伝えしたいことをまとめます。就活では、学業以外に何かアピール点を持つことが大切です。学生時代に力を入れてきたこと、いわゆる「ガクチカ」です。アルバイトについて書く学生が多いですが、できれば資格取得や部活動など、継続して取り組んでいることを作っておいてほしいと思います。また、就職・活動と言いますが、就社・活動になっている学生が多いです。つまり、有名企業に入れればどこでもいいという考え方です。この場合、自分の目指していた職種と異なる部署に配属されて辞めてしまうことがあります。職種を決めてから会社を選ぶ方が離職を防ぐ上では有効です。一方で、近年は離職しても以前のような負のスパイラルになることはありません。ぜひ積極的にチャレンジし、ダメなら次へという気持ちで臨んでください。最後になりますが、キャリア支援課では、ご両親にも相談するよう学生へ伝えていますので、お忙しいときでも、耳を傾けていただきたいと思います。干渉し過ぎず関心を持ってご対応いただけると、よりよい就職活動に向けて進んでいけると思います。今回の「父母との集い」では、櫻井誠キャリア部長に、「就職説明会」として現在の就活事情と中部大学のキャリアサポート体制について講演をいただきました。また、全体会では、「学生生活について」と題して、佐伯守彦教務部長と梅嵜周毅学生部長にご説明をいただきました。その内容をダイジェストでまとめました。講演ダイジェスト24
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