信頼71号
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学生生活で困ったら遠慮なく早めの相談をご自宅に郵送された成績表は必ずご確認を梅嵜 周毅佐伯 守彦学生部長 人間力創成教育院 健康とスポーツ教育プログラム 教授教務部長工学部 機械工学科 教授 教務部からは、単位制と進級・卒業要件についてお話します。単位制は、自分が申告した授業を履修して、合格するとその科目の単位が修得できる制度です。1科目につき1~2単位が認定され、1単位=45時間の学修と大学設置基準にて定められています。その内訳は、授業1時間に対して2時間の予習・復習を行うこと、つまり3時間×半期(15週)で45時間となります。授業の成績評価は、期末試験や授業での小テスト、レポートや作品などの成果物など先生ごとに異なり、100点満点で60点以上であれば合格(S・A・B・C)、60点に満たなければ不合格(E・I)となります。中部大学では、成績をご実家に郵送する方法を取り、春学期の成績は9月上旬に、秋学期分は4月上旬に送っています。その際、成績が芳しくないときに入る注意コメントが記載されていた場合には、お子様とお話しいただくか、不明点がありましたら教務支援課までお問い合わせください。 進級要件としては、3年次を終了した時点で100単位以上を修得していないと4年次に進級できません。この100単位を単純に3年間で割ると33.3ですので、少なくとも年間35単位の修得が求められます。また、2年次、3年次への進級に必要な単位数を定めていたり、特定の科目の単位修得を条件としている学科もあります。卒業要件においても学科別に124~130単位で設定していますが、必修科目は1単位でも落とすと、卒業が認められませんのでご注意ください。本学では、学生が能動的に学ぶ姿勢を身につけ、社会で活躍することを願っています。今後ともご支援・ご協力をお願いいたします。 本学の在学生数は約1万1千人。毎学期、その約15%(7人に1人)の割合で学業不振の学生がいます。対象学生には、次の履修申告前に指導教授から連絡をして個別指導を行っています。学業不振の理由を調査すると、「授業に出ていない」「アルバイトで忙しい」「勉強不足」などが多くを占めますが、もし授業についていけない場合は、勉強方法を教える学習支援室の活用をお勧めください。また、アルバイトについては、全学生の90%以上がアルバイトをしていて、1週間のアルバイト時間は7割の学生が8時間以上働いているというデータがあります。社会勉強の上でも必要なことですが、学生の本分は学業ですのでバランスは大切です。 また、学生支援と活動について述べますと、専門の学力だけでなく、幅広い視野からの創造力と人間力の育成を大切にして、さまざまな支援体制の整備と課外活動を用意しています。就職活動の面接の際には、必ず「学生時代に力を注いだこと」を聞かれます。そのときに、勉強はもちろんのこと、課外活動を通して磨いた人間力は有利に働きます。ぜひ、課外活動への積極的な参加をお勧めください。さらに情報の取得においては、大学公式アプリがお勧めです。奨学金の情報や学内で行われるイベント情報など、エックスやインスタグラムでも幅広く大学の情報を発信していますのでご活用ください。最後になりますが、学生生活で困ったことがあれば指導教授の先生、ゼミの先生、各支援施設のスタッフに相談してください。早めの相談が早い解決にもつながります。決して抱え込むことがないように見守りをお願いいたします。25
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