信頼71号
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父母インタビュー父母インタビュー 高校時代、打ち込んでいた野球でケガをして救急車にお世話になったことをきっかけに、息子は救急救命士を目指すようになり、スポーツ保健医療学科で学んでいます。今日の「父母との集い」の学科説明会では、救急救命士になることの難しさを改めて実感しました。たとえ2年生でも、必要な単位を取得できていなければ国家試験の受験資格は得られないそうです。さらに、救急救命士として働くためには、消防士採用試験にも合格する必要があります。息子からは「友だちと講義室に残って勉強している」という連絡がしばしば届くので、頑張っている様子は伝わってきますが、必要な単位がきちんと取れているかはやはり気になります。帰宅したら、さりげなく本人に確認してみようと思います。 今日、息子は教員採用試験の二次試験を受けるために静岡県へ向かいました。愛知県の採用試験については、一次試験が終わって結果待ちの状況です。愛知県もしくは静岡県で小学校の理科教員になることを目指して学んできた息子も、もう4年生。息子の通う大学を訪れる機会は貴重なので、これまでも欠かさずに「父母との集い」に参加してきましたが、今年は最後の機会です。お世話になった先生方にご挨拶したいと思って申し込みました。また、学科説明会は現代教育学部棟に保護者が入ることのできる数少ない催しです。今後、キャンパスを訪問できる機会は大学祭ぐらいになります。その頃には息子が“先生”になることが決定していて、晴れやかな気持ちで訪れることができたらいいなと願っています。 いよいよ息子も3年生。「父母との集い」の学科説明会では、就職に関する説明に多くの時間が割かれていました。歴史地理学科のこれまでの就職実績として挙げられていたのは、金融機関や官公庁など、思っていた以上に多様な進路。親としては、息子の性格に合いそうな公務員を勧めたい気持ちもありますが、本人は大好きな歴史を学び続けられる大学院への進学か、文系学部卒には有利な新卒での就職かで迷っているようです。そんな中、アルバイト先の親会社の方から声を掛けていただき、今夏のインターンシップに参加することになりました。進学も視野に入れながらの就職活動がスタートです。どの道へ進むにしても、息子が納得した上での選択なら、心から応援したいと思っています。 娘はもともと生物学の分野に興味があり、突き詰めて勉強したいと応用生物学部に進学しました。当初は純粋に学問への意欲から進んだ道のようでしたが、最近は化粧品の商品開発をしてみたいと話すようになりました。私は材料系の技術者ですので、お互いに関心があるバイオインフォマティクスに関する情報などを交換し合うようになり、親子の会話に広がりが生まれています。講義でわからないことがあると相談を受けることも増えました。そんな娘は、すでに大学院への進学を決めています。本人はまだのんびり構えていますが、そろそろ情報収集を始める時期です。今日の「父母との集い」では、AIKOKIKI HALL(第2学生ホール)で学食をいただきました。大学へ訪れることで娘との共通の話題を手に入れられるのは嬉しいですね。息子が目指す道の厳しさを実感いよいよ始まった教員採用試験大学院進学も視野に後悔のない選択を親子共通の話題はバイオインフォマティクス生命健康科学部 スポーツ保健医療学科 3年のお母様現代教育学部 現代教育学科 現代教育専攻4年のご両親人文学部 歴史地理学科 3年生のご両親応用生物学部 応用生物化学科 3年のご両親27
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