大学案内2024
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PICK UP TOPICS公認心理師カリキュラムに対応公認心理師は、心理学の専門家として心の支援が必要な方への援助を行う国家資格です。公認心理師になるために学部で必要な科目は25科目あります。本学科では、公認心理師資格取得に向けたカリキュラムに力を入れています。まずは心理学の基礎的な知識や考え方を学び、その上で「臨床心理学概論」「心理的アセスメント」など心の支援についての科目を学んでいきます。特に実習・演習科目では受講生をグループに分け、少人数での密度の濃い授業を展開しています。また、2020年度より鳴門教育大学大学院との提携を結び、公認心理師となるための大学院への進学もバックアップしています。心理実習では、実習生として公認心理師の現場に赴きます。見学や実際に支援者として関わる実習をとおして、公認心理師の専門的な役割について深く学びます。実習先としては、総合病院の精神科などの医療領域、児童養護施設などの福祉領域、教育領域、司法領域を合わせて20施設があります。a.心理演習(査定)では、心理師に必要な投影法や知能検査法・描画法を学びます。心理検査を体験的に学び、さらには心理検査の分析や解釈の方法について学修します。b.心理演習(面接)では、事例をもとに公認心理師の支援についてディスカッションを行います。c.実際の心理支援場面を想定したロールプレイングを実施し、クライエント役とセラピスト役の両方を体験します。ロールプレイングの内容について動画をもとにディスカッションし、心理的な支援者としてのトレーニングを積みます。学び施設資格就職心理学実験棟で実験・実習をサポート大型スクリーンなどの視聴覚システムが整った心理データ分析室をはじめ、個別でPCを用いた実験ができる実験室、検査器具を備えた面接室を完備し、専門的な教育を実践しています(2023年度秋完成に向けて、新実験棟の建設工事中)。学修成果の証としての資格取得をバックアップ心理学科で取得可能な心理学検定、認定心理士については、テキストの貸し出し、受験の際の団体申込など、学科でさまざまな支援を行っています。所定の単位を取得することで、高等学校教諭一種免許状「公民」や司書の資格を取得することも見込めます。こころに関する深い理解を生かした多様なキャリアパス本学科では、4年間をとおして、人のこころについて徹底的に学びます。皆さんが卒業後のキャリアを築いていく中で、人と関わらない場面はほとんどないと言えるでしょう。卒業生は、心理学的な学びを基盤とした確かなスキルを生かし、広告代理店、サービス、病院、福祉、鉄道など、さまざまな業界に就職しています。このようなキャリアを応援する、本学科独自の就職支援プログラム(就活スタートダッシュ講座、キャリアカウンセリングなど)を多数実施しています。acb090

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