大学案内2024
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PICK UP TOPICS化学と生命情報科学を基礎として微生物、動物、植物のバイオの教育・研究を深める発酵や醸造、医薬品の開発など、私たちの生活は、さまざまな“生物機能”を利用することで豊かになってきました。応用生物化学科では、‘‘最新化学技術’‘と‘‘最新バイオ技術’‘を使った研究を行い、生物機能の利活用を目指すバイオのエキスパートを育てる教育・研究を行っています。[金丸 京子研究室]醸造や発酵食品に利用されるこうじ菌を分析し、機能を研究アミラーゼなど有用酵素を生産し、醸造・発酵食品に利用されるこうじ菌について、酵素遺伝子の発現調節システムや環境との関連性を解析し、酵素生産力を最大限に向上させる研究に取り組んでいます。[柘植 尚志研究室]食料生産を脅かすカビに関する研究情報で、植物保護にも貢献作物の病気によって、毎年約8億人分の食料が失われています。その原因の約80%を占めるカビの特徴や遺伝子を解析することによって、より安全で有効な植物保護につながる情報の提供を目指しています。高度分析機器を活用して生体成分を分析活躍する大学院修了生大学院修士課程では、堤内研究室で「がん温熱療法のための標的指向性磁性ナノ粒子分散液の開発研究」を行いました。現在は、「コンタクトレンズ洗浄液の新規製品開発」を行っています。洗浄液の抗菌効果、洗浄効果、安全性評価などの試験を行い、最適な処方の探索と設計を行っています。今年度から同じ研究室出身の後輩が直属の部下となり、一層責任とやりがいを感じています。2020年度修了生伊藤 翼 さん(メニコンネクト・ 開発企画部)化学最先端分析技術の確立と診断・治療用新規素材の開発動物分野テーラーメード医療・美容・食品に利活用する基盤的研究植物分野植物分子育種・食料生産に利活用する植物分子機能解明の基盤的研究微生物分野微生物の機能の新しい次元での利活用を目指す研究ゲノム情報科学・生命情報科学次世代シーケンサーとコンピューターを使ったゲノム解析学び研究室特色就職研究室質量分析装置(写真)や核磁気共鳴装置などを備えており、生体成分の高感度、高精度分析に活用されています。また、走査型電子顕微鏡、透過型電子顕微鏡、蛍光顕微鏡などを用いた解析、次世代シーケンサーを用いた遺伝子レベルの解析を行っています。098

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