大学案内2024
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PICK UP TOPICSバイオ研究で上質な日本酒・ワインを開発中部大学発の優れた個性を持つ日本酒・ワインの開発と人材養成を目指す学生参加型のプロジェクトです。あいち産業科学技術総合センターの協力のもと、本学が分離した天然フヨウ花酵母を用いて東春酒造(株)にて日本酒「白亞」を醸造し、広く販売しています。新たな醸造製品開発を目指し、学生が参加してお酒の成分分析や酵母の解析を続けています。[武井 史郎研究室]魚のからだの構造、成分、生態。さまざまな環境で生きる魚類を研究する本学がある愛知県春日井市の名産品である観賞用・食用サボテンを、LEDによる光環境で完全管理された植物工場で水耕栽培を行い、研究しています。研究成果は地元イベントでも発表を行っています。また、研究成果を生かして、サボテンを活用した地域活性化を目指して、市内の農家や事業者とともに地域活性化を目指した活動を実施しています。里山のホタルから、森の発光キノコ、超深海の発光魚まで、あらゆる環境に適応して暮らす発光生物を科学する、世界でも珍しい「発光生物の基礎研究」が専門の研究室です。大規模な国際共同研究も多いですが、キャンパス内のヒメボタルやホタルミミズなど身近な発光生物の調査も重要なテーマです。「生き物が光るって不思議!」その科学的好奇心が、私たちの原動力です。第二のキャンパス。環境保全教育研究センター環境保全教育研究センター(岐阜県恵那市)は、地域の希少野生生物の保全と共存、里山の伝統文化の保存と維持や地域ゼロエミッションを目指して本学学生だけでなく、地域住民の環境教育・研究の場として設立されました。本センターは希少な生物の宝庫で、教員、学生が宿泊しながら実践的なフィールドワークを行える宿泊施設、ゼミ室が完備されていて、年間を通じて環境教育・研究が実施されています。高等学校教諭一種免許状「理科」「農業」といった資格取得に必要な実践知を学修するための実習農場での田植え・稲刈り実習、学芸員資格のための地域の動植物園、自然史博物館での実習があります。また、食品産業が盛んな東海地方での就職に有利になる食品衛生管理士、食品衛生監視員の資格が取得できるように、食品関連の授業、学生実験も履修することができます。実践的な教育をとおした教員、学芸員、食品衛生関連の資格取得魚類の透明標本植物工場で水耕栽培されているサボテン日本酒「白亜」森の発光キノコ(シイノトモシビタケ)人工林の間伐実習田植え実習[大場 裕一研究室]発光生物の科学で世界をリード[堀部 貴紀研究室]植物工場で地元の名産品サボテンを栽培施設資格特色研究室研究室研究室川魚から深海魚まで、いろいろな魚を用いた研究を行っています。からだの構造や生体内成分を比較調査することでその機能や生態学的な役割を解明し、進化生物学、生物多様性、海洋環境問題などへの学術的な寄与を目指しています。近年は、新しい透明標本の開発や水族館などへの標本展示の提供・協力も行っており、これらの活動を通じて一般の方々への学術的な支援も目指しています。102

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