大学案内2025
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お米作りから食の大切さを学び、食育実践体験から健康保持の重要性を理解する本学部で管理栄養士を目指す学生に必要な学びは、健康な身体を支える食べ物の大切さとその理解です。本専攻の1年次では、初年次教育として応用生物学部実習農場(約1400平方メートル)で日本人の主食であるお米作りを体験します。水田と稲作について講義を受け、学生農場サポーターの指導のもと、全員が田植えを体験し、5カ月後には稲刈り、脱穀精米そして収穫祭をとおして「食」の大切さを学びます。さらに、専門知識を学びひとの栄養管理と健康保持のために「食」をどのように提供するか食育の実践体験をとおして理解を深めます。学びグローバルな感覚を身につけるための海外研修栄養士免許・管理栄養士国家試験受験資格、教育職員免許(栄養教諭)などの取得を支援2年次秋学期に希望者を募り、管理栄養士発祥の地であるアメリカ・カリフォルニア大学を拠点に栄養学と外国語の研修を17日間かけて行います。アメリカの食と文化の違いを学び国際感覚を身につけます。管理栄養士の国家資格を取得するための受験対策を1年次春学期から始めています。栄養士・管理栄養士が学ばなければならない人体の構造とその仕組み、この基礎となる化学・生物学の学び直しから支援しています。3年次の秋学期には国家試験対策の時間枠を設け、国家試験の過去問題に触れ、4年次には個人の成績に合わせた教員による徹底指導を行います。卒業生全員が国家試験を受験し、合格率100%を目指した支援をしています。資格サポート体制[山中 由実研究室]「美味しい」料理を調理科学の視点で追求ライフステージごとに求められる食事の栄養や形態の達成に向け、調理・加工工程における食材の品質変化を成分、外見(形態)、触感、味などからAIを併用して評価する研究を行っています。また、地域活性化に向け、地域における特産物や料理の特性を調べ、食文化との関連についての調査も行っています。管理栄養士が働く実際の現場で、学生が充実した臨地実習を実施できるよう管理栄養実習センターが実習施設先を調整し、連絡や情報交換のサポートを行います。臨地実習終了後には、学生の振り返りと後輩への情報提供の場として報告会を開催します。春日井市民病院名古屋大学医学部附属病院このほか約30病院保健センター、事業所食堂学校給食センター含め約80施設特別養護老人ホーム春緑苑このほか約30施設 学生の臨地実習をサポートする管理栄養実習センター主な実習施設研究室サポート体制PICK UP TOPICS128
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