大学案内2024
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PICK UP TOPICS現代の医療を理解する総合的な学びで、社会が求める予防と健康の専門家に医療には病気の治療だけでなく、病を未然に予防し健康な社会をつくるという役割があります。時代によって主要な疾患は変化し、病気の予防・診断・治療には、絶えず新しい薬剤や医用材料、そして治療・検査技術の研究開発が求められます。本学科では、人体と病気の仕組みを理解し、医療を側面から支えるさまざまな科学技術の実践力を身につけて、病気の予防と健康社会の実現のために貢献できる人材を育てます。予防と健康につながる、理学・農学・工学・薬学・医学などの幅広い分野を学ぶとともに、充実した実験設備での多様な実習を通じて、医療機関や医薬関連企業で即戦力となる実践的な学びを進めます。生命医科学の知識と技術を必要とするさまざまな産業分野を視野に入れた多彩な授業科目の中から、「予防健康管理者養成」「臨床検査技師養成」「医療系バイオ技術者養成」「医用工学技術者養成」の4つの履修モデルに沿って、将来の進路に応じた学びの選択が可能となっています。[実験動物教育研究センター]医学・生命科学研究を支えるトップレベルの動物実験施設新時代の技術にも柔軟に対応できる臨床検査技師を育成社会の高齢化に伴い、骨折や悪性骨腫瘍などが増加しており、チタン製人工骨の役割はますます大きくなっています。当研究室では骨-チタン界面で生じる反応を解明し、骨結合能と抗菌性を付与する表面処理を開発しました。2022年5月には骨結合を可能にする混酸-加熱処理を適用した下顎骨再建用固定プレートが厚労省から承認されました。また、従来の電顕観察を革新する水中の生体試料の動きを観察できる電顕観察手法を実現しました。本学科の臨床検査技師養成コースで必須科目を修めて必要な条件を満たしたコース修了者は、国家試験の受験資格を得ることができます。臨床検査技師は、病院や検査会社などで、病気の診断と健康状態の把握のために実施される各種の医学検査業務を担当します。医療の知識と生命科学技術に基づく応用力を備えた生命医科学の専門性を身につけることで、検査法の開発と改良を担い、将来の技術変革や社会の要請にも柔軟に対応していくことのできる臨床検査技師を目指します。実験動物に関する教育と、動物を用いた基礎研究を行うための施設です。清廉な環境で飼育されたSPFマウスやラットを用いて、医学・生命科学研究に欠くことのできない動物実験の実施をサポートします。講義や実習をとおして、動物の取り扱いと動物実験に関する基本を学び、卒業研究では、疾患モデル動物、遺伝子改変や胚操作などのバイオ技術を用いて、がん・代謝・免疫・循環器系などのさまざまな疾患の研究を行うことができます。 ゲノム編集技術により色素形成に必要な遺伝子を改変したマウス[医工学研究室]生体材料研究の最先端&電子顕微鏡観察技術の革新国家試験に向けた指導と対策が1年次からスタート1年次から国家試験対策を開始。教員による個別学習指導を行います。そのほかにも、科目別補講、学内試験・全国模試による理解度の分析と学生へのフィードバックなどを通じて、国家試験合格に向けたきめ細かなサポートを行います。学び研究室資格施設114

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