大学案内2024
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PICK UP TOPICS東京大学医学部附属病院で心肺移植手術に携わる東京大学医学部附属病院医療機器管理部所属小林 嶺王さん(2019年度卒業)私は入職して3年目となり、MEセンター※や血液浄化室、心臓カテーテル室、手術室、ICUでの業務など幅広い場所をローテーションしながら日々業務に励んでいます。東大病院では移植の件数が多く、主に心移植や肺移植における体外循環やVAD(Ventricular Assist Device/補助人工心臓)管理、肝移植におけるアフェレシスやCRRT(Continuous Renal Replacement Therapy/持続的腎代替療法)などに対して、手術から集中治療まで携わることが多いです。現在、ICUでの臨床工学技士が携わる業務拡大を行っており、私自身も力を入れて取り組んでいきたいと思います。透析・手術関連業務から学会発表に向けての取り組みも名古屋大学医学部附属病院医療技術部所属余語 南海さん(2018年度卒業)大学を卒業し、現在4年目になりました。入職後は主に、維持透析患者さんに対する血液浄化業務、集中治療室での生命維持管理装置の操作・管理、院内で使われている機器の点検や心臓カテーテル業務を行ってきました。今年からは心臓手術を行う際の人工心肺業務に携わっています。他にも業務以外では、夜間の腹膜透析に関する遠隔モニタリングをテーマに、学会発表に向け取り組みを行っています。総合医療メーカーで医療システムの施設導入を担当ニプロ株式会社透析システム関連部署向日 巧真さん(2021年度卒業)現在は透析情報管理システムの施設導入を担当し、施設への運用方法の提案や改善を行っています。ゼミの研究にて最新の医療機器に関わる機会があり、医療機器の進化やそれを使用した透析業務の今後の発展を身近で感じたいという思いから、今の進路を選択することができました。中部大学では異なった経歴を持つ先生方から学ぶことができるため、それを基に自身で将来を選択することができると思います。一つの道だけを見据えるのではなく将来を広げるためにも、さまざまな可能性・視点を持つことを目指してほしいです。就職就職就職※Medical Engineering(医用工学)やMedical Equipment(医療機器)の頭文字を略した用語。130

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