大学案内2024
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PICK UP TOPICS論理的な思考を身につけ、統計教育の基礎を学ぶ数学専攻では、数学の土台となっている論理と集合に関する学習を行います。それを基に数学を正しく理解し、それを分かりやすく論理的に説明するトレーニングを行います。また確率・統計に関しては、確率空間の概念の理解を通して、標本空間と標本抽出、無作為標本の概念の意味を理解し、平均値、中央値、最頻値、範囲、ヒストグラム、確率などの中学校学習指導要領に記載された概念の意味とそれらを含めた確率・統計的概念をその数理的背景とともに体系的に学びます。そして教育の場面で使う評価の方法評価自体への理解を深めます。また、評価方法の多様性、目標・手段の関係などを解説し、教育の視点から評価方法の選定、解釈について学びます。デジタル教材を作り、ICTを活用できる教員になろう数学専攻では、授業に積極的にICT教育を取り入れて、教育現場で動くデジタル教材を自在に作る力を身につけます。まずコンピュータに関する歴史、構造、動作原理を学修し、実習をとおして、計算機の原理、情報処理などを学び、情報科学の基礎概念を身につけます。さらに探索アルゴリズム、ネットワーク、暗号の原理、情報セキュリティを学んでいき、因数分解や2次方程式などを用いた難しい問題の解決手法の理解と可視化について学修します。日本語教育に関する知識・技術を学ぶ国語専攻では、カリキュラムの中に「日本語教育学」「日本語教授法」という2科目が用意されています。日本語教育とは、日本語を母語とする子どもを対象とする国語教育とは異なり、日本語を母語としない人々に日本語を教えることを意味します。愛知県は「日本語指導が必要な児童生徒」が全国で最も多い自治体です。周囲の岐阜県・三重県・静岡県も、そうした児童生徒の多い地域です。こうした地域で教員をするには、従来の国語教育の知識にとどまらず、日本語教育に関する知見も求められます。そうした力を身につける科目が「日本語教育学」「日本語教授法」です。中部大学で留学生に日本語を教えている教員が担当します。教員採用試験対策として、3年次夏休みに教職教養講座、秋に論作文講座、春休みに集団面接・集団討議対策講座を実施しています。学部内にある教職課程センター分室には教職経験豊かな専任教員がおり、3年秋から教員採用試験を受ける4年夏にかけて、面接などの個別指導を繰り返し受けることができます。模擬授業で実践的な授業力を磨く国語専攻では、1年秋から3年春までの2年間(4学期間)にわたる「国語科教育法」の授業の中で、繰り返し模擬授業を行います。模擬授業とは、学生のうち一人が先生役となり、中学校の教室で教えるつもりで授業を行うものです。残りの学生は生徒役となって参加します。ここで、朗読・板書・発問などの基本的な授業技術をしっかりと身につけます。電子黒板もここで使用します。「国語科教育法」を担当する教員は二人いますが、二人ともかつて中学校教員であった時期があり、多くの教育実習生を指導し育てた経験を持っています。充実した教員採用試験対策サポート体制学び学び学び学び146

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