大学案内2025
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数理・物理科学に精通した科学技術者になる本学科は理学の学科です。理学とは、物事や現象の仕組み、原理といった「基礎」の究明を重視する学問で、理論や実験をとおして、物事や現象の裏に潜む法則を解き明かしていきます。社会で求められる論理的に考える力と科学的なものの見方は、簡単には身につきません。しかし、本学科で真剣に学び訓練すれば、自分のものにすることができます。こうした力があれば、想定外の事態にも柔軟な対応ができ、急激な技術の革新があっても、新しい知識を吸収することができます。自分の頭で考えることのできる人材は、多くの分野で頼りにされるはずです。川ノ上 帆 准教授数学(代数幾何学){ Teacher’s Voice}物事や現象、原理の基礎を究明し、裏側に隠れている法則を解き明かす数理と物理科学の二つの軸を交差させながら学べるため、より深い理解と探求ができると感じています。例えば、物理の計算に不可欠な数学の詳細な部分まで学ぶことで、物理の事象や問題解決に応用できる知識が獲得できます。数学と物理の両方に同じ熱量で向き合えるのが魅力です。「創造理工学実験」では、物理計算に必要な単位や実験器具の使用法を学ぶことから始まり、テーマ別の実験を行い、その結果から得られる考察をまとめるまでの過程で深い思考力が養われました。将来は研究職に就き、物理を利用して社会貢献ができればと思っています。馬場 康輔 さん数理・物理サイエンス学科2年愛知県 愛知工業大学名電高等学校出身{ Student’s Voice}数学・物理の専門知識、思考力を深めいつか物理を活用した社会貢献を工学部 経営情報学部国際関係学部 人文学部応用生物学部生命健康科学部現代教育学部理工学部数理・物理サイエンス学科167

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