中部大学2023大学案内
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Student'sVoice03伸び伸びと自分の研究に取り組めるStudent'sVoice02難民問題を論文と発表で発信する大橋 洋輝 国際関係学部 国際学科 4年(愛知県 阿久比高等学校出身)水越 雅人応用生物学研究科 応用生物学専攻 博士前期課程2年(愛知県 中部大学春日丘高等学校出身)重要性が増していく、難民問題を研究。論文作成や発表で身についた論理的思考。変態によって寄生虫種が置き換わる。カエルと寄生虫の共生関係を研究。中高生の頃から生物、特に「寄生虫」に強い関心がありました。多くの方は寄生虫に対して「気持ち悪い」「怖い」といったマイナスイメージをお持ちだと思います。しかし寄生虫とその宿主(しゅくしゅ)は本来「共生」しており、大事なパートナー関係でもあるのです。この研究室では「寄生虫と宿主の共生関係を『生物学的進化』の観点から理解すること」をテーマの一つとしています。以前、長谷川先生の講義でアニサキスのお話を聞き、先生の研究室なら自分のやりたい研究ができると考え、門戸を叩きました。現在取り組んでいる研究は「カエルの変態と寄生虫の関係について」。カエルは脊椎動物で唯一大きな変態を遂げる動物で、オタマジャクシからカエルに変わる過程で寄生虫も別種に置き換わることが分かりました。研究室ではその理由を変態による消化管の発達と推測しており、寄生経路や宿主との関係性を掘り下げながら、いずれはイモリなど他の両生類にも研究対象を広げていく予定です。長谷川先生には大学での「自由な時間」を学びや成長につなげることの大切さを教わり、とても感謝しています。加々美ゼミでは、研究発表をたくさん経験できる環境があります。先日は「受け入れた難民をどのように保護すべきか」について日本とカナダの制度を比較する研究に取り組み、「国際関係学部学術研究大会」で発表しました。その他にもゼミ内での発表はもちろん、「中部大学SDGs活動研究報告会」や、複数の大学が合同で開催する「名古屋国際関係合同ゼミナール」など、発表の機会があれば積極的に参加しています。研究内容を論文にまとめ、発表のために構成を考えることによって、論理的思考が自然と身につきました。卒業研究では「難民条約における『迫害』の解釈」をテーマとして、「迫害」の定義についての国際的な解釈と日本の解釈を比較する予定です。日本はまだ難民の受け入れが少ないのですが、移民の受け入れが実質的に始まったことに伴い、難民の受け入れも進んでいくと予想しています。そうなったときに重要性が増すと考えられる、法整備や定住支援に貢献できる研究をしたいです。卒業後も難民問題の研究をさらに深めていくために、オハイオ大学の大学院に進学することを決めました。将来は難民問題の研究で得た知見を生かし、難民支援の分野で国際的に活躍したいです。カナダへの留学によって、カナダが戦略的に難民を受け入れるために、さまざまな制度を充実させていることを学びました。研究に没頭し、時間を忘れて顕微鏡を覗き込んでしまうことも。長谷川先生も感心するほどの、研究への熱意と解剖技術が身につきました。加々美先生は「国際問題を自分のこととして考えられるように」と、ニュースなどを題材にして教えています。最先端の研究に取り組む研究者でもある、各学部の教員。研究室に所属して指導を受けている学生にとって、どのような存在なのか。学生の取り組んでいる研究とともに紹介します。加々美 康彦 教授国際関係学部 国際学科長谷川 浩一 教授応用生物学部 環境生物科学科大学院 応用生物学研究科 応用生物学専攻CHUBU UNIVERSITY GUIDEBOOK 2023035[研究]世界レベルの高度な研究を体感する。03035CHUBU UNIVERSITY GUIDEBOOK 2023

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