大学案内2024
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PICK UP TOPICS多彩な学びから情報工学のスペシャリストを育成今後ますます激化する国際競争の中で必要不可欠なのが「グローバル視野」「高い倫理観」「論理的思考能力」および「創造力」です。これらを修得し、情報工学のスペシャリストとして「最先端分野で活躍する技術者」を育成・輩出することを目指し、「座学」のほか、「創成科目」「演習科目」および「実験科目」などさまざまな学びの機会を学生に提供しています。(1)創成科目(写真a)創成科目の授業では、新しいものを創り出す能力を養う課題に取り組みます。ハード・ソフト両面から情報工学の技術を活用し、自身の発想を具体的なアプリや装置として実現するための創意工夫を実践する授業です。(2)実験科目(写真b)実験科目の授業では、幅広い分野の8種類のテーマを用意し、さらなる知識の定着化を目指しています。また、毎週提出の実験課題に対するレポートをとおして、「レポート作成能力」「説明能力」などの向上を図っています。社会実装を目指した各種技術の研究開発情報工学で必要とされる「情報通信」「メディア情報」「知能情報」および「計算工学」の4技術分野に重点を置き、12研究室が活動し、成果を挙げています。(1)信号処理技術(写真c)さまざまなセンサから記録されたデジタルデータに含まれる不要な雑音の除去や、観測対象が発する情報を抽出する信号処理の研究を行っています。研究成果は、脳波からヒトの意思を読み取るインターフェイス、足音を利用した個人識別、環境電磁波からの地震予測などに展開しています。(2)社会課題を解決する数値シミュレーション技術(写真d)現在、計算機性能向上、メモリ・ストレージ容量拡大、人工知能技術の進化・発展により、「現実世界」と「仮想世界」を連携・融合した「サイバーフィジカルシステム」、「デジタルツインコンピューティング」などの研究開発が盛んに行われています。研究室では数値シミュレーション技術をベースに、各種技術の「社会実装(実際に利用できる技術)」という観点から研究開発を進めています。新たな教育システム「未来創造型実験システム」の構築本学科では学生の質(実行・実践力、創造力)の向上や学内連携(文理融合)強化に向け、新たな教育システム「未来創造型実験システム」を構築しています。本システムをとおして、学内各種講義、演習、実験効率化および学内組織連携強化を実現し、基礎力、技術応用力、実践力を有する学生を育成するとともに、理系・文系を超えた異分野連携を推進することで、今後予想される分野横断・連携型社会においても活躍できる人材輩出を目指しています。(1)3つの「ツクル(作る、創る、公る)」が生み出す新たな世界(写真e)学生自ら、実空間と仮想空間を連携した実験環境を設計、構築しています。構築された環境のもと、さまざまなサービス、アプリケーションを創造していく予定です。(2)学生が構築した「未来創造型実験システム」(写真f)学内に構築された未来創造型実験室を高速・広帯域・低遅延ネットワークで接続することで、バーチャル空間での交流を活性化し、新たなサービス創出を図っています。また、システムに必要な機能を抽出、実装、検証を図るとともに、誰でも簡単に利用できるAPIなどを規定していく予定です。acbdef学び研究室特色062

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