大学案内2024
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PICK UP TOPICS[澁谷 鎮明研究室]語学能力を磨いて韓国の文化・社会を探究する教員免許、各種語学試験、世界遺産検定などの合格実績多数映像、文献、ニュースなど、さまざまな韓国語資料に接しながら語学能力の向上を図ります。またこれと同時に韓国の文化・社会について広く学びます。これは語学能力だけでなく、現地の生の情報を得つつ韓国社会という「他者」の合理性を理解するためです。語学を学ぶのは、このような新しい情報を得てこそ意味があります。写真は韓国語の映像を受講生が日本語訳しつつ内容を発表しているところです。高等学校教諭一種免許状(「公民」「地理歴史」)、学芸員、司書、日本語教員の資格取得を目指すことができるほか、英語、中国語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、韓国語などの各種語学試験、あるいは世界遺産検定に向けた勉強をすることができます。本学科ではこれらの資格取得、検定合格を支援しており、多くの学生が卒業後の進路に生かしています。多様性を見つめる国際関係学本学科が育てたい人材は、「心豊かな国際人」。それに欠かせないのは「広い視野」です。国際学科では、英語・中国語はもちろん、諸外国語、文化、政治、経済、民族、宗教、法律、SDGsなど、「国際」をキーワードに幅広い専門科目が開講されています。また、さまざまな国や地域の研究を行う複数の教員と学生が一堂に会して議論する授業「ハイブリッド・プロジェクト」など、広い視野を持って多様性を見つめる国際関係学が学べます。さらに、学部オリジナルの留学プログラムとして、マレーシア・ペナン島英語研修、名門シンガポール国立大学とのオンライン交流も用意しています。多様化を深めるグローバル社会にしなやかに対応していくための多様な学びこそが、他にはない本学科の特色です。国際関係の知識、語学、国際感覚を生かして多様な現場で活躍本学科卒業生の強みは、多様化を深めるグローバル社会において、異なる文化、地域、言語の間で生じるさまざまな課題に取り組み、解決できる人材であることです。卒業生は主に、観光業、商社、サービス業、製造業、流通業など、外国の人や企業と直接的、間接的に関わることのあるビジネスの世界を目指す傾向にあり、学科で学んだ知識、語学、国際感覚を生かして多様な現場で活躍しています。国際学科では、対話形式や討論形式など、コミュニケーション力を高めるための授業が初年次から設置されており、人と関わる職に適したスキルが自然に身につくようになります。また例年、国内外大学院への進学を果たす学生もいます。特色研究室[ペーテルス ニコラス研究室]外交文書を読み解き国際機構の歴史を総合的に分析研究のバックボーンとなっているのは、戦後の国際関係史、特に日欧米関係および国際機構の歴史です。研究をとおして目指しているのは、いかにして戦後の日欧米関係が国際機構を中心に変遷してきたのかというプロセスを再構成し、自分なりの解釈を見出すことです。以上の研究課題に、日本・西欧・北米・オセアニアといったように、できるだけ多くの関係国の外交文書を突き合わせながら読み解くことで答えようとしています。このように、視野を広く持ち、物事を総合的に見ることが研究の魅力であり、また大きなチャレンジでもあります。そしてその先に、新たな発見、異なる観点、さらには達成感が待っていると信じ、研究に励んでいます。研究室[宗 婷婷研究室]音楽や旅が大好きで好奇心旺盛な学生たちと現地調査音楽人類学を主に研究しており、好奇心旺盛で日中の伝統芸能や芸術、そして旅が大好きな学生たちと一緒に、国内外での現地調査や文献調査を実施している研究室です。音楽人類学では、最も重視している「参与調査」をしながら、日中で出版された歴史文献を学生と一緒に翻訳しています。研究目標は、すでに消えてしまった中国古代音楽や楽譜、礼儀作法、衣装などを忠実に復元し、舞台で再現することによって現代に生き返らせ、それをとおして社会貢献をしていくことです。研究室就職資格074

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